
野菜・果物とのネット販売を始めたい。農家のネット販売方法を1から教えてくれるサイトはないかな。
こんな方に向けた記事です。
この記事は、直販支援を中心とする農業経営支援企業のファームコネクトが監修しています。ネット販売支援、ホームページ制作、デザイン制作、補助金申請サポートなど、農業経営にまつわる様々な領域を支援しております。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数のネット販売実績があり、行政とも提携している組織です
ファームコネクトは、農家さんに向けてネット販売支援サービスをご提供しております。興味のある方はサービス詳細をご確認くださいませ。
→ファームコネクトのネット販売支援サービス
\ プロが専属サポート /
本記事では、これから個人客向けにネット販売を始めようとしている農家さんや、個人で家庭菜園をされている方を対象に、ネット初心者の方に知ってほしい情報を網羅しています。失敗を避けるためにもぜひ読み進めていただければ幸いです。
それでは参りましょう!
この記事の内容を動画で見たい方はこちらから
まずは農家さんの野菜・果物ネット販売のメリットデメリットについて把握しておきましょう!
納得感をもってネット販売を進めていくためにも、まずはメリットデメリットを把握しておくことが大切です。個人の家庭菜園者さんも必見です。
農家さんの野菜・果物ネット販売のメリットについて
- 売上がほぼ青天井になる
- 珍しい作物が高値で売れやすい
- 消費者に作物を直接届けることができる
- 届けられる情報量が多い
- 顧客リストが集めることができる
こちらが野菜・果物ネット販売のメリットです。
それぞれの詳細と具体的な成功事例は以下の記事で解説しています。

農家さんの野菜・果物ネット販売のデメリットについて
- 手間がかかる
- 明確に売れづらい作物がある
- クレームリスクが高い
- 知識が必要
こちらがネット販売のデメリットです。以下の記事でそれぞれの詳細を解説しています。

【農家必見】野菜・果物ネット販売の法律を確認しておきましょう!
- 特定商取引法の存在
- 加工品販売の際は許可が必要
- 慣行栽培以外(有機栽培など)の場合は「表記」に注意
- 景品表示法に注意
- サプリメントを販売する際は薬事法に注意
農家さんも、個人の家庭菜園者さんもこの辺りがチェックポイントです。それぞれについて、以下の記事で解説しています。

農家さんのネット販売に活用できるおすすめサイトを把握しましょう
- 産直サイト
- フリマサイト(個人の家庭菜園者さんにおすすめ)
- モール型ECサイト
- 簡易ネットショップ
- 自社ホームページ
- Shopify
農家さんがネット販売できるサイトには、上記のものがあります。
以下の記事で、それぞれのメリットデメリットや具体的なサイト名を紹介しています。

なお、農家さんの場合、弊社のおすすめは「簡易ネットショップ×自社ホームページ」でネット販売することです。
YouTubeにて詳細をお伝えしておりますので、よければご覧ください。
ネット販売する農産物と売価を決めましょう
- 特色のない野菜の場合、基本的にはセット売りがお勧め
- 枝豆や落花生など、野菜の中でも安い送料で送ることができるもの(宅急便コンパクト等)は、単品での販売も
- 果樹の場合、ギフトボックスを用意して贈答需要に応えるのかどうか
ネット販売は、高品質な農作物を、高単価で販売するのに向いている販路です。
上記を意識しつつ、販売する作物と売価を決めていきましょう。
売価については、同一作物の値段を楽天や産直サイトでチェックしてみて、そこで販売されている価格内であれば、高単価でも売れていきますので、そちらを参考にしてみてください。
また、楽天や産直サイトをチェックする際は、一緒に「お客様の口コミ」もチェックしておきましょう。
お客様がなぜその作物を購入したのか、どこに惹かれたのかを把握しておくことで、ホームページやSNSでの訴求がより良いものとなります。
なお、販売する作物については以下の記事もご参考ください。


ネットショップの準備をして、農園のネットショップを作成していきましょう
- 運送会社を決める
- 梱包資材を用意する
- 商品写真を撮影する
- 商品に同封するお礼状を作成する
このような事前準備を行なった上で、実際にネットショップを作成していきます。
以下の記事でそれぞれの詳細を解説しているので、よければご覧ください。
こちらの記事で先ほどの「ネット販売する農作物や売価の決め方」についても触れています。

(必要に応じて)農家さんのホームページも制作してネット販売していきます
高品質なホームページがあると、ネット販売の売上がより大きく、より安定化していきます。
基本的には事業者に依頼することをお勧めします。
事業者の選び方としては、以下が重要です。
- マーケティング思考があるかどうか
- アフターフォローをしてくれるかどうか
- 農業分野での実績があるかどうか
マーケティング思考があるかどうか
ホームページ制作会社には「デザインに強みがある会社」「SEO対策ができるなど、マーケティングに強みがある会社」「デザインとマーケティングのハイブリッド型」があります。
基本的に農作物販売においては、アニメーションが多かったりするなどのおしゃれなだけのデザインよりも、少し雑なデザインでも写真に注力していたり、情報量(文章量)が多いWebサイトの方が売上に繋がる傾向にあります。
そのためネット販売で売上を伸ばすことが目的の場合、デザインだけに強みがある会社よりも、マーケティング思考がある会社がお勧めです。
アフターフォローをしてくれるかどうか
私たちにホームページ制作をご依頼いただいた農家さんの中には、「他の業者にホームページを作成してもらったけど、更新方法が分からず結局サイトを放置している」という方が少なくありません。
売上を伸ばすには、ホームページを作成した上でしっかり更新していくことが大切ですので、アフターフォローの注力度合いはしっかりチェックしておきましょう。
農業分野での実績があるかどうか
農業には、例えば「減農薬」「無農薬」といった表記は農林水産省のガイドライン上、芳しくないなど特有のルールが存在します。
また、農業ならではの専門用語があったり、「消費者に刺さるコンテンツ」があったりします。
専門用語を話した際に都度業者から意味を聞かれたりすると、スムーズなコミュニケーションが難しいですし、消費者に刺さるコンテンツをサイトに掲載しないと、お客様の取りこぼしが発生して機会損失となります。
これらの理由から、農業分野での実績があるホームページ制作業者に依頼するのが無難です。
なお、弊社もホームページ制作サービスを展開しておりますが、「どうしても費用をかけたくない」という場合は、無料でホームページを作成できるツールもあります。
詳細は以下の記事をご覧ください。

【農家さんのネット販売実践編】準備ができたら集客をしていきましょう
- SNS
- Web広告
- クラウドファンディング
- プレスリリース
- SEO対策(検索で上位表示する)
ネット販売の準備が完了したら、いよいよネットショップやホームページに消費者を集客して実際に売上を創出するフェーズです。集客方法には上記のものがあります。
このうち、最も取り組みやすいのがSNSかと存じます。X、Instagram、TikTok、YouTube、どのSNSでも構いませんが、基本的に農作物のような低単価商材の販売促進に向いているのはInstagramです。
もちろん最も効果的なのは、複数のSNSを併用することです。
ショート動画を1本作成して、それをInstagram、TikTok、YouTubeshortsに投稿するのが最も効率が良いかと存じます。
同じショート動画でも、Instagramではあまり再生が回らなかったけど、TikTokだと沢山再生されるといったことも多々ありますので、ショート動画作成後はぜひ複数のSNSに投稿してみてください。
なお、弊社でも動画制作サービスをご提供しております。


農家さんのネット販売がうまくいかない時は、勉強と改善を繰り返します
ここまで行なった上で、思ったように売上が伸びていかない場合、改善を繰り返す必要があります。
「集客がうまくいっていないのか」「ホームページやネットショップの成約率が低いのか」「リピート率が低いのか(リピート率は最低20%は欲しいところです)」
原因を解明して、その上で改善を繰り返します。
もちろん、それと並行してネット販売について勉強して理解を深めることも重要です。
弊社では、ネット販売に関する無料のお役立ち資料をご用意しております。
本記事でお伝えした内容はもちろん、さらに応用編の知識も無料でお伝えしておりますので、ご興味のある方はお役立ち資料ご請求ページより請求いただけますと幸いです。
お役立ち資料をご請求いただいた方には、弊社で無料相談も受け付けております。
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