農園のホームページがほしいけど、どの制作会社に頼めばいいか分からない。
専門知識がなくてもWebサイトが作れるツールがあるなら試してみようかな。
作成ツールを見てみて、どうしてもキツそうだったらプロに頼みたいから、ついでに良い業者も紹介して!
こんな方に向けた記事です。
- 農園ホームページがあることのメリット
- 作成のポイントと注意点
- 専門知識なしでWebサイトが作れるツール4選
- どうしても面倒に感じたらプロに依頼しましょう!信頼できる業者
この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。
ネット販売の代行、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しており、役員には6次産業化プランナーもいます。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
→ファームコネクトの事例紹介
→ファームコネクトのホームページ制作サービス
今回は「農家さんのホームページ作成」にフォーカスしてお伝えしていきます。
以前までホームページをつくるには一定の専門知識が必要でしたが、新たなサービスの台頭もあり、だれでもつくれるものとなりました。
制作会社に依頼すると数十万〜数百万円ものコストがかかることを考えると、すこしクオリティを下げてでも自分で作成した方が圧倒的におトクだと思います。
自分でホームページをつくれば気軽に更新できるというメリットもありますよね。
とくに農業は季節によって扱う作物が異なるので、ホームページを「つくること」よりも「更新していくこと」の方が大切です。
制作会社に丸投げするよりも手間はかかりますが、やはりこの「支出を抑えられること」「更新しやすいこと」のメリットは大きいはず。
ぜひ本記事を参考に、ご自身に合ったホームページ作成ツールを見つけてくださいね。
農家さんがホームページを作成するメリットとは?
- 信頼性につながる
- 農園情報を自動で伝えてくれる
- 集客につながる
- 採用に役立つ
- 作物に付加価値をつけやすくなる
- データを収集できる
ホームページ作成ツールの前に、まずは農園のホームページがあることのメリットを述べていきます。
結論から述べると上記6点がメリットです。
とはいえ、なにも考えずにホームページを作成してもこれらのメリットは発生しません。
上記のメリットについて解説しつつ、ホームページ制作のポイントをお伝えしていきますね。
ホームページ作成のメリットその1:信頼性につながる
ホームページがあることで信用度が高まります。
例えばあなたが病院に行くときも、ホームページがない病院よりも、ホームページで積極的に情報発信している病院にいきたいと思うはずです。
特に消費者に直販している農園はホームページが必須であるといえるでしょう。
ホームページがあることで「しっかりと事業を運営していることの証明」になるので、融資が受けやすくなったり、賃貸物件を借りやすくなったりもします。
また、飲食店や旅館といった事業者との取引につながるケースも多いです。
ホームページがあることによる信頼度アップは、さまざまなメリットに直結していきます。
とはいえホームページがあっても、情報が薄かったり、まったく更新されていなかったりすると、このメリットは得られません。
魅力的なホームページを作り、さらに積極的に「お知らせ」を更新していくと良いですね。
ホームページ作成のメリットその2:農園情報を自動で伝えてくれる
ホームページはあなたの農園情報を24時間自動で発信しつづけてくれるものです。
つまり、農園のホームページを作ることは、「無休で働く営業マン」を雇うようなものなのです。
ホームページを作るには手間や費用がかかりますが、費用対効果は抜群。
今後も数年単位で農業を続けていくつもりであれば必須です。
ホームページ作成のメリットその3:集客につながる
先ほどの営業マンの話とも関連しますが、ホームページは集客にもつながります。
情報の濃いホームページは検索で上位表示されやすくなります。
(検索で上位表示させることをSEO対策と言います)
例えば、梨農園であれば「梨 通販」といったキーワードで検索した際に上位表示されれば、そこから自動で売れていきます。
私たちのクライアントにも「船橋 梨 通販」と検索した際に上位表示したことで、月間5,000人以上をホームページに自動集客した農園が。
キーワードによっては、上位表示しただけで月間100万円〜の売上につながることもあります。
ホームページ作成のメリットその4:採用に役立つ
ホームページがあることで応募者に安心感を与えることができ、求人に役立ちます。
また、ホームページを通して農園情報やあなたの想いを伝えておくことでミスマッチが起きにくくなるメリットも。
農園を拡大するには採用力が重要です。採用力強化のためにもホームページがあったほうが良いでしょう。
ホームページ作成のメリットその5:作物に付加価値をつけやすくなる
産直サイトやフリマアプリ(メルカリ等)と異なり、ホームページには文字数制限がなく、いくらでも情報を掲載することが可能です。
そのぶん作物のこだわりやストーリーを載せやすくなり、消費者にとっての価値を上げやすくなります。
「付加価値をつける」と聞くと加工が思い浮かびますが、ストーリーを語ることでも付加価値をつけることは可能です。
詳細は「野菜に付加価値を!高単価で販売する厳選ブランディング手法8選」を参考にしてみてください。
ホームページ作成のメリットその6:データを収集できる
ホームページのアクセス解析をすることでデータ収集できます。
自分の農園に興味があるのはどんな年代の人が多いのか?どこに住んでいる人が多いのか?どんな情報に興味があるのか?
こういったことを把握できるので、今後の農園経営に役立つことでしょう。
特にWebは全国の消費者を集客できるので、データの母数(=質)を担保しやすいという特徴があります。
アクセス解析ツールは「Googleアナリティクス」というツールが無料ですし、非常に便利。
ぜひ活用してみてくださいね。
農家さんがホームページを作成する際のポイント・注意点
- 見やすさを重視
- スマホ(パソコン)で見た画面も確認する
- アクセスを集める必要があることを認識する
農家さんがホームページを作成する際のポイント、注意点はこれら3点です。
ホームページの見やすさを重視
「文字が多すぎて(小さすぎて)読む気にならない」「色が多すぎてチカチカする」こんなホームページを見たことがありませんか?
いまの時代、ネット上にコンテンツが溢れていることから、すこしでも見づらさがあれば一瞬で離脱されてしまいます。
どれだけうまく農園のこだわりをまとめても、一切読んでもらえないのです。
これを防ぐためにも「見やすさ」を第一に考えてホームページをつくる必要があります。
具体的には、以下の点を守ると良いでしょう。
- 文章少なめ、写真を多めにする
- 「過剰書き」「グラフ」「表」を積極的につかい視覚的にする
- 色は使いすぎない(3~4色まで)
- 適度に改行する
この3点を守るだけでも劇的に見やすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
とはいえ、見やすさを重視しすぎて情報量がすくなすぎるシンプルなホームページを作ってしまうのも考えもの。
「情報量が多いけど、見やすい」こんなホームページが理想ですね。
スマホ(パソコン)で見た画面も確認する
ホームページは、パソコンとスマートフォンそれぞれ画面が異なります。
ホームページが完成したら、かならず両者の画面を確認しましょう。
アクセスを集める必要があることを認識する
たまに「ホームページをつくれば勝手にアクセスがくる」と考えている方がいますが、実際は異なります。
しばしば「ホームページを作ることは陸の孤島を作るようなもの」と揶揄されるほど、ホームページをつくるだけではアクセスが来ないのです。
そのためSNSやSEO対策を通して積極的にアクセスを集める必要があります。
農家さんにオススメのホームページ作成ツール4選
ホームページ作成のポイントがわかったところで、本題であるホームページ作成ツールを紹介していきます。
繁忙期と閑散期の差が激しい農家さんにとって、月額固定費用がかかるツールは好ましくないと思うので、無料プランのあるツールを紹介していきます。
どれも一長一短なので、ご自身のニーズにあわせて最適なツールをお選びくださいね。
ホームページ作成ツールその1:Wix
使いやすさ | |
デザイン性 | |
注意点 | 無料~安いプランだとサイトの目立つ部分にwixの広告が入る |
有料プランでできること | 広告非表示・独自ドメイン |
※独自ドメインについては「独自ドメインのメリットと後悔しない決め方・取得法を初心者に解説!」を参照してください。
ホームページ作成ツールの最大手。
農家さんでもWixでホームページを作成されている方は少なくありません。
おしゃれなテンプレートやカスタマイズ機能が豊富で、だれでも今風のホームページを簡単につくれます。
注意点としては、月額900円以上のプランにしないと広告が表示されること、カスタマイズ性が高いぶん少しだけ操作の難易度が高いことが挙げられますね。
→wixの詳細はこちらから
→wixで作られた農園ホームページ例
ホームページ作成ツールその2:ジンドゥー
使いやすさ | |
デザイン性 | |
注意点 | 有料プランの場合、年間契約しかできない |
有料プランでできること | 広告非表示・独自ドメイン |
Wixに次いで2番手のツール。
テンプレートが40とすくなめで(Wixは約500)、そのぶんデザインでは悩みにくく難易度は低めといえます。
また、ジンドゥーには「AI ビルダー」というモードがあり、そちらを使うと複数の質問に答えるだけでAIが自動でホームページをつくってくれます。
パソコンを使うことにアレルギーがある人・そこまでデザインにこだわらない方はジンドゥー、
パソコンをいじることに抵抗がなく、デザインにこだわりたい方はWix…といったところでしょうか。
→ジンドゥーの詳細はこちらから
→ジンドゥーで作られた農園ホームページ例
ジンドゥーを使ったホームページの作り方を解説しています
ホームページ作成ツールその3:ペライチ
使いやすさ | |
デザイン性 | |
注意点 | オシャレなテンプレートは有料であることが多い |
有料プランでできること | 独自ドメイン・複数ページの作成 |
日本発の簡易ネットページ作成サービス。
ホームページというよりは、1ページだけのWebページをつくるのに向いています。
実際、無料だと1ページ、もっとも高い月額2,980円のプランでも10ページと、公開できるページ数に限りがあります。(下記参照)
プラン名(月額料金) | 公開可能ページ数 |
---|---|
スタートプラン(無料) | 1 |
ライトプラン(980円) | 3 |
レギュラープラン(1,980円) | 5 |
ビジネスプラン(2,980円) | 10 |
カスタマイズ性が低いというデメリットがありますが、そのぶん使いやすさはトップクラスです。
→ペライチの詳細はこちらから
→ペライチで作られた農園ホームページ例
ホームページ作成ツールその4:WordPress
使いやすさ | |
デザイン性 | |
注意点 | 専門知識を要することが多い |
世界ナンバーワンのシェアを誇ります。世にあるサイトの30%がWordpressで作られたものだとか。
ホームページ制作会社はWordPressでサイト作成するのが主ですね。
ファームコネクトも、農家さんのホームページはWordPressで制作しています。
自分でドメイン、サーバーを契約する必要があるなど作成の難易度は高いですが、
カスタマイズ性がもっとも高いこと、検索結果に上位表示されやすいことが特徴です。
余裕があれば、WorePressで作成することをオススメします。
→WordPressで作られた農園ホームページ例
【最新情報】パワーポイントからホームページを作成できるツールが誕生!
最新情報です。2021年より、パワーポイントからWebサイトが作れるツールが誕生しました。
まだ出来たばかりなので一般の方にはほとんど知られていませんが、「Slideflow」というサービスです。
サラリーマン経験者はパワーポイントに強いと思うので、脱サラ就農する人にオススメですね。
この記事を執筆している現在(2021年1月)このサービスはまだβ版となっており、正式なリリースは2月を予定しているとのこと。
また情報が入り次第、記事を更新しますね。
※2022年3月追記)現在、Slideflowは法人のみの受付となっております。
※2022年7月追記)料金プランが発表されましたが、最安でも月額25,000円と少し高価なサービスとなってますね。
どうしても面倒な方へ…おすすめのホームページ作成業者【農家さん特化】
いろいろツール見てみたけど、やっぱりどうしても難しそうに感じてしまうし、面倒だなあ。お金は払うからプロに全部やってほしい!
こんな方には、我々ファームコネクトがホームページ作成いたします。(宣伝ですみません)
ファームコネクトの特長は以下です。
- 納品まで回数無制限で修正対応すること
- 納品して終わりではなく、アフターサポートも充実していること
- 農園だけでも20件以上のホームページ制作実績があること
私たちは農業特化のWeb事業を展開していることもあり、これまで多くの農家さんのホームページを作成し、ネット販売をサポートしてきました。
この活動を通じて、どのような情報を掲載すべきなのか、どのようなホームページが消費者に刺さるのか、どのページが一番見られる回数が多いのか…といった知見が溜まっております。
農業関係の専門用語も理解しているので、生産者様側から見ても、色々と要望を伝えやすい相手だと思います。
少しでも興味のある方は、ファームコネクトのWebサイト制作サービスページをご覧ください。
以上、宣伝でした!
農家さんのホームページ作成まとめ
以上、農家さんにオススメのホームページ作成ツールでした。
冒頭でも述べたとおり、テクノロジーの進歩により、今では専門知識不要でホームページがつくれるようになりました。
無料だとクオリティは落ちるものの、ホームページとしての最低限の機能を果たすことは可能です。
多額の投資をするぐらいならば、ご自身で作ってみるのも一つの手でしょう。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
※ホームページについては「農家さんのホームページもおしゃれに!参考webサイト10選」もオススメです。