農家になるには

【2021最新版】農業に開業届は必要?具体的な手続きをまとめてみた

【2021最新版】農業に開業届は必要?具体的な手続きをまとめてみた
農業を始めるんだけど開業届って必要なのかな?こういう手続きって面倒だし、むずかしそうで気が引ける…。やるべきことを分かりやすく解説してくれている記事はないかな。

 

こんな方に向けた記事です。

 

本記事の内容

  • 開業届に関する前提知識
  • 開業届を出すメリットとデメリット
  • 開業届を出すタイミング
  • 必要なものなど、具体的な手続きの方法
  • 実際に使ってみて本当に良かった会計ソフト

この記事は、千葉県船橋市にある農家さんのネット販売支援団体【ファームコネクト】が書いています。

 

2020年9月に創業とまだ若いですが【船橋市役所農水産課】さまや【船橋市観光協会】さまにも応援いただいている組織です。

 

ホームページを作成したり、SNS運用代行したり、web広告を運用したり…

 

様々な媒体を活用して、農家さんのIT進出をお手伝いしています。

ファームコネクトのプロフィール
プロフィール

続きを見る

 

実際に私たちも開業届を提出しましたし、ファームコネクトには簿記2級保持者が2人いたり、そのうち一方は元税理士受験生だったり…と税務についてはなかなかの知識があります。

 

この知識をフル活用し、農業における開業届について農家さんに向けて解説しますね。

 

とにかく早く開業届を出したい方へ

複雑な知識はいらないから、とにかく早く開業届を書いて提出したい!という方には開業freeeがおすすめ。

 

指定された項目を埋めるだけで、最短5分で簡単に開業届の記入・提出が済んでしまいます。ちなみに完全無料。

 

途中で変な課金を求められることもありません。デメリットを探してみたのですが、本当にありませんでした。

 

おそらくfreeeが提供している他のサービスを営業するために、「メールアドレスの収集」を目的にしているのでしょう。

 

実際、私の元にも稀にfreeeからメールが届きます。

 

とはいえ頻度は数ヶ月に1回なので気になりませんし、もし嫌であれば迷惑メール設定すれば問題ありません。

 

自力で全部やるよりも圧倒的に早く、そして正確に開業に必要な書類が用意できてしまうので、よければチェックしてみてください。

最小限の労力で開業手続きを済ませたい方にオススメです。

開業freeeの詳細を見てみる

 

では、本題に参りましょう!

 

農業における開業届の前提知識

農業における開業届

まず最初に、開業届に関する前提知識を共有しておきましょう。

 

前提知識というより「よく質問されること」という表現のほうが正しいかも。

 

多くの方が疑問におもっていたり、勘違いしていることを最初に解説しておきます。

 

開業届って絶対出さなきゃいけないの?

開業届って面倒だから出さなくてもいいかな。売上もまだないし。なんか注意されてから出せばいいかな〜って思うんだけど、実際のところどうなの?

こんな疑問を抱く方が多いですよね。

 

結論から述べると、提出は必須です。

 

「開業の事実があってから1ヶ月以内に開業届を提出しなければならない」と、所得税法で定められています。

税務研究会法令集

 

ファームコネクトも、まだ売上も利益もないころに開業届を提出しました。

 

とはいえ開業届の提出がおくれたところで罰則があるわけではありません。

 

そのため実際のところ「出しても出さなくてもいいよ〜」という状況になっているのです。

 

しかし、詳細は後述しますが開業の手続きは簡単ですし、開業届を出すことで赤字を翌年に繰り越すことができるなどメリットが多いです。

 

事業がうまくいかなくても、個人事業であれば廃業の手続きも簡単なので、迷ったらとりあえず開業届を提出するのがオススメです。

 

開業届を出したら確定申告しなきゃいけないんでしょ?

毎年確定申告でヒーヒーいってる人が多いなあ。開業届を出したら確定申告しなきゃいけないんでしょ?

このように考える方が多いですが、開業届を提出しても確定申告は必須ではありません。

 

所得(売上−費用)が38万円を超えていない限りは、確定申告をしなくても良いのです。

 

とはいえ確定申告をすれば赤字を翌年に繰り越せるので、確定申告をした方がおトクになります。

 

いまではfreeeなど、簡単に確定申告できるツールがあるのでそこまで確定申告を深刻に考える必要はありません。

 

農作物のネット販売を始めたんだけど新たに開業届を出す必要ある?

私たちがネット販売の支援事業をしていることもあり、よく農家さんから「ネット販売という新しい事を始めたから、開業届をまた出さないとダメでしょ?」と聞かれます。

 

結論から述べると「すでに農業の開業届を出しているのであれば、新たに開業届を出さなくてOK」です。

 

農業で開業届を出すメリット

農業で開業届を出すメリット

前提知識を共有したところで本題に入っていきましょう。

 

まずは開業届の必要性について、メリットと織りまぜてお伝えしていきます。

 

結論から述べると、開業届を出すことで以下のメリットが生じます。

  • 青色申告できる
  • 信用が得られる
  • 中小企業共済に入れる

それぞれ解説していきますね。

 

青色申告できる

開業届と一緒に「青色申告承認申請書」を提出すると、確定申告の際に青色申告ができるようになります。

 

確定申告には「白色申告」と「青色申告」があります。

 

青色申告の方がメリットが多いのですが、
帳簿付けが難しく、元々は白色申告が主流でした。

 

しかし、近ごろは便利な会計ツールができたことで帳簿付けが簡単になったことから、青色申告が主流です。

 

白色申告にするメリットは皆無といっても過言ではありません。

 

で、青色申告にすると
以下のメリットが生じます。

  • 赤字を3年繰り越せるため、翌年の税金が減る
  • 65万円の控除が受けられる
  • 小規模企業共済に入れる

下の2つについて詳しく述べていきます。

 

65万円の控除が受けられる

控除というとむずかしく聞こえますが、
ようは天引きしてくれることです。

 

所得金額(売上-費用)から65万円を天引きされるので、そのぶん税金が安くなります。

 

家族への給与を経費にできる

家族で農業を営む方も多いはず。

 

青色申告をおこなうと、15歳以上の家族への給与をすべて経費にできます。

 

そのぶん税金を減らすことができるのが大きなメリットです。

 

とはいえ、あまりに多額を経費にするとと税務署から指導を受けるので注意が必要です。

 

あくまで常識の範囲内にしておきましょう。

 

信用が得られる

開業届を出すことで「ちゃんと事業をやってるんだな」という信用が得られます。

 

その結果、以下のことができるようになるのです。

  • 事業用の銀行口座が開ける
  • 融資を受けられる
  • クレジットカード決済やQRコード決済を導入できる
  • 持続化給付金といった給付が受けられる

ネット販売においてクレジットカード決済は必須なので、特に作物のネット販売を考えている方は着実に開業届を出しておくことを推奨します。

 

事業用の銀行口座は必須ではありませんが、あった方がお金の管理が簡単ですよね。

 

給付金についても、意外と大きな金額がもらえるケースが多いので、ぜひとも受けられる体制を整えておくことをオススメします。

 

小規模企業共済に入れる

会社員でいう退職金のようなもので、事業を辞めるときに、それまでの積立金に応じて給付金を受け取れるシステム。

 

ある程度の安定した収入が見込める方は加入しておくのがベターです。

 

ちなみに、積み立てたお金は所得控除の対象になるので、節税対策にもなりますよ。

 

詳細は、中小機構HPにてご覧ください。

 

農業において開業届を出すことによるデメリット

農業で開業届を出さないデメリット

脱サラ就農のケースでは、失業手当がもらえないというデメリットがあります。

 

脱サラ就農以外の方にとっては、デメリットはありません。

 

脱サラ農業で失敗・後悔しないために。事前にやるべきことや成功者の特徴を解説!
脱サラ農業で失敗・後悔しないために。事前にやるべきことや成功者の特徴を解説!

続きを見る

 

農業の開業届を出す際に必要なものは?

  • 開業届
  • 青色申告承認申請書
  • 印鑑
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
  • マイナンバーが分かるもの(住民票・マイナンバーカードなど)

以上が最低限必要なものです。

 

ほかにも、家族以外の従業員を雇う場合は「給与支払事務所等の開設届出書」が必要となります。

 

あとは、開業届には屋号を記入する欄があるので事前に考えておくと良いですね。
※屋号は必須ではありません。詳細は以下の記事をご覧ください。

農家が個人事業主になるとき屋号はどうすべき?決め方と注意点を解説!
農家が個人事業主になるとき屋号はどうすべき?決め方と注意点を解説!

続きを見る

 

農業で開業届を出すタイミング

農業で開業届を出すタイミング

上で述べたとおり、原則開業してから1ヶ月以内に提出する必要があります。

 

また、青色申告できるようにするための「青色申告承認申請書」は開業から2ヶ月以内に提出する必要があるので注意ですね。

 

できれば、開業届と青色申告承認申請書は一緒に出してしまうのが吉です。

 

どちらも簡単なので一気に終わらせてしまいましょう。

 

農業の開業届はどこで手に入る?

開業届はどこで手に入る?

国税庁HPでダウンロード、あるいは税務署にてもらえます。

 

ファームコネクトは事前にダウンロードして記入したものを、税務署に持っていって提出しました。(詳細は後述しますが、いろいろと聞きたいことがあったので)

 

青色申告承認申請書も国税庁HPにてダウンロード可能なので、事前にダウンロード・記入しておくことを推奨します。

 

ちなみに開業届の書き方は以下の動画がわかりやすいです。この動画のとおり書いたらイケました。

ちなみに農業の場合、職業欄は「農業」、屋号は「〇〇農園」など・所得の種類は「事業所得」となることを留意ください。

 

郵送は可能なのか?

開業届および青色申告承認申請書は郵送でも提出可能です。

 

郵送先は管轄の税務署である点に注意が必要。

 

開業届の郵送については「会社設立完全ガイド」さんの記事が、青色申告承認申請書の郵送については「ママタックス」さんの記事がわかりやすく解説してくれているので参考にしてみてください。

 

ただ郵送だと切手・封筒を準備したりといろいろ面倒なので、個人的には直接提出することを推奨します。

 

農業の開業届はどこに提出するの?

農業の開業届はどこに出すの?

先ほど述べたとおり、
管轄の税務署に提出します。

 

管轄の税務署は国税局HPにて検索可能です。

 

管轄外の国税局に提出しても開業届を提出したことになりませんので、ご注意ください。

 

控えはどうすべき?

開業届の控えはあらゆる場面で必要となるので大切に保管しておきましょう。

 

もし紛失した場合は再発行も可能です。

 

再発行するには「保有個人情報開示請求書」を税務署に提出する必要があります。

 

開業届とおなじく
窓口・郵送にて提出可能です。

 

ただ交付までに2週間以上かかってしまうので、できるだけ失くさないように心がけましょう。

 

農業の開業届を出したあとは…

農業の開業届を出したあとは…

開業届を提出したら、帳簿付け(会計)を始める必要があります。会計関連もメンドクサイですよね…。

 

税理士を雇ってしまえば楽ですが、独立したての個人事業主にそんなお金はありません。

 

そこでオススメなのが「会計ソフト」です。

 

今の会計ソフトは本当に便利なものばかりで、専門知識がなくても簡単に帳簿をつけることができますし、そのまま確定申告まで出来てしまいます。

 

ファームコネクトもつい先日初めての確定申告をしたのですが、普段から会計ソフトを使っていたおかげで、ほんの20分ほどで完了しました。

 

会計ソフトにも色々ありますが、
特に人気なのは以下の3つです。

※会計ソフトは人気なものを使った方がいいです。なぜなら利用者が多いほど、使い方を検索したときに多くの情報が出てくるから。

 

上で紹介した動画「税理士が開業届を書いてみた」の大河内先生も、この3つの会計ソフトをオススメしています。

 

ファームコネクトはこれら全てを使ってみたのですが、最終的にfreeeが一番良いという結論に落ち着きました。

 

理由は「メニューがシンプルで使いやすかったから」です。

 

ただでさえ複雑かつ面倒な会計処理。

 

せめてメニューや帳簿の画面はシンプルでいてほしくないですか?あまりゴチャゴチャしていても混乱してしまいます。

 

freeeはメニューや画面表示がシンプルで、初心者でも安心して使えるように感じました。

 

「自分は会計初心者である」と思う方にはfreeeを強くオススメします。

 

無料のプランもあるので、一度登録してみてはいかがでしょうか?シンプルに「めちゃ便利」ですよ。

無料でfreeeに登録してみる

 

記事全体を通してfreeeをオススメしてしまっていますね。笑

 

freeeの良さは様々なサービスをワンストップで利用できること、そして全てのサービスがシンプルで使いやすいことです。

 

他のサービスよりも有料プランの料金が安価な点もいいですね。

 

正直頭ひとつ抜け出ている存在なので、もし悩んだらfreeeにしておけば後悔することはありません。

 

農業における開業届まとめ

農業の開業届

以上、農業における開業届についてでした。

 

開業届ときくと面倒なイメージがあり、なんとも足が重いですよね。

 

とはいえ、やってみると意外と簡単ですし、すぐに終わってしまうものです。

 

私たちファームコネクトが開業の手続きをした際も「え、もうおわり?帰っちゃうけどいいの?」という感想を抱きました。

 

法人化となるとなかなか大変ですが、個人事業主であれば簡単なのでぜひとも開業届は提出しておきたいところ。

 

また、わからないことは税務署で聞くのが一番です。

 

ファームコネクトも開業届を出す際に「目薬は経費にできるか?」とか「銭湯でパソコン作業したときは経費にできるか?」とか細かい質問をしまくりました。

※どちらも経費にできませんでした。

 

税務署の職員さんはすごく丁寧にお答えくださりましたよ。

 

税務署と聞くとなんとなくお堅いイメージがありますが、そんなことはないので気軽に赴いてみてはいかがでしょう?

 

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

本記事がすこしでも参考になれば幸いです。質問等あればお気軽にコメントくださいね。

 

以下の記事もオススメです。

【社会人も、学生も】農業を効果的に学ぶおすすめの方法8選!
農業を効果的に学ぶおすすめの方法8選!【社会人も、学生も】

続きを見る

農家さんのネット販売を支援しています

船橋市役所農水産課

船橋市観光協会

  • 新しく販路を開拓して農園の収益をアップさせたい
  • ネット販売に興味があるけど最適な方法が分からない
  • 誰かに頼みたいけど、騙されたりしたら怖いし、信頼できる人や会社が分からない
  • 販売はプロに任せて自分は生産に集中したい

こんな農家さんに向けて、本サイトの運用団体であるファームコネクトはネット販売を支援しています。

 

サポートしている農家さんの中には、ネットでの発信を開始して1ヶ月半で日商29万円を記録したり、半日で売上36万円を達成した農家さんも。

 

↑実際の受注画面。販売開始と同時に注文の嵐が吹き荒れました。

 

ファームコネクトは農業専門のネット販売サポーターとして、「農作物の販売」に特化したノウハウを駆使することで農園の収益アップに貢献します。

 

少しでも興味のある方はサービス詳細ページをご覧くださいませ。

\詳細はこちらから/

サービス詳細を見てみる

料金やサービス内容、よくある質問等を記載しているページに移行します。

-農家になるには
-,

© 2021 ファームコネクト