施設栽培に関心がある農家さん向けにメリット・デメリットをまとめました

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施設栽培に関心がある農家さん向けにメリット・デメリットをまとめました
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より儲かる農園を経営するために、施設栽培を始めようか悩んでいる。コスト面を考えるとなかなか気軽に始められない。

すでに施設栽培している農家さんから実際のメリット・デメリットを聞きたいな。

こんな方に向けた記事です。

本記事の内容
  • そもそも施設栽培とは?
  • 施設栽培のメリットとデメリット
  • 施設栽培を始める際におこなうべきこと
  • 施設栽培に向いている作物

この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。

通販支援、ホームページ制作、SNS運用支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。

野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。

ファームコネクトの事例紹介


今回は、実際に施設栽培をおこなっている農家さんにヒアリングした内容をもとに、施設栽培のメリット・デメリットについて紹介していきます。


施設栽培に使える補助金などもあわせてご紹介していくので、ぜひご覧ください!

目次

そもそも施設栽培とは?

そもそも施設栽培とは?

「施設栽培」とは、人間の力で意図的に作り出した環境で作物を栽培することです。

施設園芸農業とも呼ばれます。


※一方、自然の環境をそのまま活かして栽培することを「露地栽培」と呼びます。


施設栽培には、以下のものが含まれます。(参考:農林水産省資料

  • 大規模な植物工場
  • ガラス温室
  • ビニールハウス
  • ビニールトンネル

施設栽培と聞くと大規模な設備が思い浮かびますが、畑でよく見かけるビニールトンネルも「施設」の一種なのです。


上で述べたとおり、施設栽培は人の手を加えて生育環境を作り出すことから「天候不順に悩まされない」「年間を通して作物を生産できる」「生産性の向上」といった利点があります。



ファームコネクトの主な活動拠点である千葉県船橋市も、都市型農業ということもあり、施設(ビニールハウス)栽培をしている農家さんが多いです。


おそらく本記事を読んでいる大半の方が、施設栽培のなかでも「ビニールハウス」の活用を考えていると思うので、本記事ではビニールハウスを活用するメリットデメリットをメインにお伝えしていきますね。

施設(ビニールハウス)栽培のメリット

施設栽培のメリット

上でも施設栽培のメリットを簡単に述べましたが、もう一度しっかりと整理して施設栽培のメリットをお伝えします。


施設(ビニールハウス)栽培のメリットは以下の3点です。

  • 儲かりやすい栽培手法である
  • 外的な影響を受けにくい
  • 最先端技術で効率化しやすい

それぞれ解説していきますね。

メリットその1:儲かりやすい栽培方法である

施設栽培は儲かりやすい栽培手法である

農林水産省によると、他の栽培方法と比較して施設栽培の農業所得が多いです。



主な理由として、以下の3点が挙げられます。

  • 年間を通して作物を生産できること
  • 面積あたりの収穫量が増えること
  • 品質の向上

やはり生育環境を自由にコントロールできることは収益にも直接関わってきますね。

メリットその2:外的な影響を受けにくい

外部と環境が切り離されていることから「天候不順」「病害虫」といった自然条件に左右されにくくなります。


天候を考慮する必要がないことから栽培計画を立てやすかったり、出荷時期をコントロールできるというメリットもありますね。


とはいえ、ハウスが倒壊するほどの自然災害が起きた場合は甚大な被害を被ってしまいます。

メリットその3:最先端技術で効率化しやすい

露地栽培よりも、環境制御装置や灌水設備といった最先端技術を導入しやすいのが施設栽培です。


農林水産省によると、現在以下の技術を開発中とのこと。

  • トマトの自動収穫ロボット
  • 作物の画像診断装置(光合成の状態を見えるように)

外部の環境と切り離されていることから最先端技術を導入することができ、そのぶん高品質な作物をより多く収穫できるようになります。


将来的に農作業から離れて「経営」に注力したい農家さんにとって、このメリットは大きいと思います。

施設(ビニールハウス)栽培のデメリット

施設栽培のデメリット

施設栽培のデメリットはズバリ、「コストがかかること」です。


儲けやすい栽培手法であるとはいえ、露地栽培と比べると、どうしても投資回収サイクルが長くなってしまうのが難点。


また、上で述べたように大規模な自然災害で施設が損壊した際にも、多大なコストを要します。

施設(ビニールハウス)栽培を始める際に行うべきこと

施設栽培を始める際にやるべきこと

上で述べたように、施設栽培にはメリットが多々存在します。


農業を企業化している農家さんは、施設栽培を取り入れて生産を効率化しているケースがほとんどです。


ここでは、施設栽培を始める際に行うべきことをお伝えしていきます。

補助金を活用する

国が施設園芸農業を推奨していることから補助金が用意されています。


施設栽培に関連する補助金には、以下のものがあります。

  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • 事業再構築補助金

このほかの補助金については「農業機械・設備投資で使える補助金まとめ」で解説しています。

必要な設備を揃える

施設栽培で使用する設備には、例えば以下のものがあります。

  • 温度を調整する冷暖房機
  • 光を調整する電球やLED
  • 潅水装置
  • 害虫対策設備(知り合いの農家さんは光防大師を利用しています)

病害虫対策

病害虫が施設内に入らないよう徹底管理する必要があります。


ファームコネクトがお世話になっており、施設栽培を取り入れているトマト農家さんは以下の対策をとっています。

  • ハウス内土足禁止
  • 2重扉
  • 目の細かいネットの使用

施設(ビニールハウス)栽培に向いている作物

施設栽培に向いている作物

施設栽培はいかに早く初期費用を回収するかが大切です。


このことから収益性の高い作物を栽培するのがおすすめです。


また、「効率化できる」というハウス栽培の利点を最大限活かすためにも、手間のかからない野菜を栽培できると良いですね。



以上を考慮すると「トマト」がオススメです。

作物あたりの労働時間

農林水産省のデータによると、トマトは他の農産物と比較して手間がかかりにくいものです。


メロンも少ないですが、栽培難易度が高く、上級者向けの作物になっています。


実際、我々ファームコネクトの知りたいで施設栽培を取り入れている農家さんも、トマトを育てている方が多いです。(次点でいちご)

施設(ビニールハウス)栽培のメリット・デメリットまとめ

施設栽培のメリット・デメリットまとめ

以上、施設園芸農業のメリット・デメリットでした。


企業化して農業経営をしている農家さんの大半が取り入れている施設栽培。


収益を安定させるためには必須とも言えるものなので、農業を大規模化していきたい農家さんはぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?


それでは、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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2020年9月の創業以来、ファームコネクトは多数の農園のネット販売を支援してきました。

実績の一部を挙げると、以下の通りです。

  • 新規の果樹農園で月次150万円売上
  • とうもろこしで日次売上100万円超え
  • 枝豆を1日で130kg販売し、売上38万円
  • トマトを販売開始後24時間で20万円売上
  • 野菜農園の月間売上200万円以上

※いずれも収量の関係で途中で販売停止。
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※この実績は一部です。

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会社概要

商号株式会社リタテラス
事業名ファームコネクト
創業2020年9月2日
設立2022年1月13日
資本金1,200,000円
所在地東京都渋谷区道玄坂1-10-8
渋谷道玄坂東急ビル2F-C
事業内容Web制作
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