野菜販売に関する許可を販路・加工品種ごとに総まとめ【2024最新版】

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野菜の販売に許可は必要?販路・加工品種ごとに解説
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新しい販路を活用して野菜や果物を販売したり、新しく加工食品を販売したいんだけど、許可が必要なのか気になる。

販路や加工品の種類ごとに許可の有無をまとめくれている記事はないかなあ。

こんな方に向けた記事です。

本記事の内容
  • 野菜販売の許可【販路別】
  • 野菜販売の許可【加工品種別】
  • 家庭菜園で育てた野菜を売るのに許可は必要か?

この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。

ネット販売の代行、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。

野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。

ファームコネクトの事例紹介

目次

野菜販売の許可【販路別】

野菜販売の許可【販路別】

最初に、野菜販売の許可について、販路ごとに解説していきます。

本記事で紹介する販路は、ネット販売・無人販売・移動販売の3つです。
(他に解説してほしい販路があればコメント欄にて教えてください!)

野菜販売の許可【ネット販売】

野菜をネットで売る許可

野菜のネット販売(通信販売)をおこなう際の許可についてお伝えします。

結論から述べると、野菜や果物のネット販売をするのに許可は不要です。


ただし、一つ注意点が。

それが特定商取引法の存在です。

特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。

具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。

出典:特定商取引法ガイド

上記は消費者庁が運営するサイトの文言です。


ネット販売は特定商取引法の対象販路であることが分かります。


では、法律を守るために、具体的に何をすべきなのか。


最も重要なのが、通信販売サイトに「事業者の氏名・住所・電話番号」を記載することです。


この他に「販売価格の明示・商品の引渡時期の明示」などがありますが、これらは大半の事業者が特に意識せずとも載せていることでしょう。


その他の記載事項については、消費者庁のページをご覧ください。

野菜販売の許可【無人販売】

無人販売

次に、野菜や果物の無人販売をおこなう際の許可について。


結論から述べると許可は不要です。どなたでも販売を開始することができます。


無人販売についても、「野菜の無人販売を始める方法と許可の有無まとめ」で詳しく述べているのでよかったらどうぞ。

野菜販売の許可【移動販売】

野菜や果物を移動販売するのに許可は必要なのか?について。

結論から述べると、販売自体に許可は不要です。

ただし、販売する場所については許可が必要となってきます。

公道であれば市区町村の役所で道路使用許可を取る必要がありますし、イベントスペースなどであればそこを運営している所に了解を得る必要があります。場所代が必要になるケースも少なくないので、事前に調査をして、出店できる場所を作っておくことは非常に重要です。

カスタム軽トラで野菜やパンを売りたい!移動食品販売にはどんな許可が必要?

道の駅やスーパー等の敷地内でも許可が必要ですよね。


移動販売については「野菜移動販売の開業に必要なもの・成功法を解説!」で詳しく解説しています。

野菜販売の許可【加工品種別】

野菜販売の許可【加工種別】

加工品の種類ごとに、販売許可の有無をお伝えしていきます。


本記事で紹介する加工品種は、乾燥野菜・漬物・ジャムの3つです。(他に解説してほしい販路があればコメント欄にて教えてください)


※自治体ごとに基準が異なるものもございます。加工販売を開始する前に、必ず各地の保健所に確認をお願いします。ファームコネクトは一切の責任を負いかねます。

野菜加工品の販売許可【漬物】

漬物を販売する許可

出典:https://macaro-ni.jp/58246

もともと、自治体によっては許可が不要だった漬物製造ですが、令和3年の食品衛生法改正により、全国的に「漬物製造業許可」と呼ばれる許認可が必須となりました。


許認可を取得するには、厚労省が定めた基準をクリアした「施設を準備」し、審査を受ける必要があります。(=自宅での製造は不可)


ただし、令和6年までは「移行期間」として、これまでの漬物作りが許容されています。

野菜加工品の販売許可【乾燥野菜】

乾燥野菜の販売許可

野菜を乾燥させただけなので、加工品として扱うか迷いますよね。

結論から述べると、作物により異なります。


丸干しや乾燥キノコの場合:許可は不要(食品表示法に基づくラベル貼付は必要)。


干し柿、干し芋、切り干し大根の場合:営業届および食品表示法に基づくラベル貼付が必要。

野菜・果物加工品の販売許可【ジャム】

近ごろは手作りジャムを作る人も多いですよね。


果樹農家さんにもジャムを手作りして販売する人が多いのではないでしょうか?


もともと、ジャムの販売許可は都道府県によって異なりました。


しかし、漬物同様、令和3年の食品衛生法改正により、「密封包装食品製造業許可」と呼ばれる許可が必須となっているので注意が必要です。

また、ジャムは食品表示法によりラベル貼付が義務付けられています。

【番外編】家庭菜園で育てた野菜を販売するのに許可は必要?

家庭菜園の野菜を販売する許可

最後に、家庭菜園で育てた野菜を販売するのに許可は必要かどうかについて。

結論から述べると、許可は不要です。いつでも売り出すことができます。

無人販売で販売してみてもいいですし、メルカリなどのフリマアプリを活用してもいいでしょう。

ただし、加工品の場合は許可が必要なのでご注意ください。

野菜の販売に許可は必要?まとめ

野菜の販売に許可は必要?まとめ

以上、野菜販売に必要な許可についてでした。

全体を通して、自治体によって異なるケースが多いので注意が必要です。

条例をしっかり守って、安心して野菜を販売していきましょう!

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2020年9月の創業以来、ファームコネクトは多数の農園のネット販売を支援してきました。

実績の一部を挙げると、以下の通りです。

  • 新規の果樹農園で月次150万円売上
  • とうもろこしで日次売上100万円超え
  • 枝豆を1日で130kg販売し、売上38万円
  • トマトを販売開始後24時間で20万円売上
  • 野菜農園の月間売上200万円以上

※いずれも収量の関係で途中で販売停止。
※すべてネット販売単体の売上。
※この実績は一部です。

ネット販売は地域での販売と異なり、全国を相手に商売できるので売上に上限が(ほぼ)ございません。


そのため、うまく活用すれば大きな売上利益を生み出せるメリットがあります。

このたび、多数の販売実績を残してきたノウハウを、無料のお役立ち資料にまとめました。


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※資料は予告なく公開を停止、あるいは有料化する場合がございます。

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会社概要

商号株式会社リタテラス
事業名ファームコネクト
創業2020年9月2日
設立2022年1月13日
資本金1,200,000円
所在地東京都渋谷区道玄坂1-10-8
渋谷道玄坂東急ビル2F-C
事業内容Web制作
Web集客支援
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