農業は自分のペースで働けるし魅力的だな。
脱サラして就農を考えているけど、うまくいくか不安。失敗や後悔もしたくないし。
成功している農家はどんな人たちだろう?
成功するためにやるべきことってあるのかな。
こんな方に向けた記事です。
- そもそも脱サラして農業を始める人って多いの?
- 脱サラ農業で成功している人の3つの共通点
- 失敗しないためにやるべきこと
この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。
ネット販売の代行、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
→ファームコネクトの事例紹介
上記の活動を通して多くの脱サラ就農者に出会ってきたほか、ファームコネクトの幹部である村瀬は、父が脱サラ就農しており、脱サラ就農のケースには詳しいです。
これまでの知見をもとに「脱サラ就農で後悔しない方法」についてお伝えしていきますので、ぜひ読み進めていただけますと幸いです。
そもそも脱サラして農業を始める人って多いの?
農林水産省によると、家業を継ぐのではなく、自分で土地や資金を調達して就農した人が年間3,000人強も存在することです。
このなかにはアルバイトで資金を貯めた方も含まれていますが、大半は脱サラして農業を始めた方でしょう。
ちなみに脱サラ就農した人のうち、2,300人ほどは49歳以下の、農業においては若者に分類される人たちです。
「若者ばなれ」と称されがちですが、実は若者の就農者は年々増加傾向にあるのです。
脱サラ農業で成功している人の特徴【失敗回避】
千葉市の有機野菜農園であるファームモーグ様をはじめとして、脱サラ就農して成功されている方を多数見てきたのですが(年商数千万円〜の方も)、彼らには共通点があります。
ここでは、多くの農家さんと関わってきたファームコネクトだからわかる、脱サラ農業で成功されている方の共通点をシェアしていきますね。
研究熱心で学ぶ姿勢がある
成功している農家さんは上昇志向が強く、学ぶ姿勢が凄まじい方が多いです。
講演会にいって最新情報を入手したり、農家さん同士のコミュニティーに所属して先輩農家さんからアドバイスを受けたり…。
フットワークの軽さ・コミュニケーション力を活かして、さまざまな場に赴いたり、人に話を聞くことで知識を吸収している方が多いのです。
また、農家さんは基本的に夜は作業できないので、そういった時間に本で勉強している方もいらっしゃいます。
数ある本の中でも、脱サラして起業したいという方には「農で1200万円!」という書籍がオススメとのことでした。
前職で身につけたスキルを活かしている
先ほど軽く触れましたが、脱サラ就農された方は、サラリーマン時代に培ったコミュニケーション力を活かして知識習得に励んでいます。
また、PCスキルを活かしてこまかくデータ管理したり、あるいはSNSを活用して集客して消費者に直接販売したり…と、より近代的な手法で農業に取り組んでいる方が多いです。
なかには自分でオンラインショップを開設して、野菜のネット販売を始めてしまうような方も。
売り方がうまい
農業で大きく儲けるためには、消費者に直接作物を販売するほかありません。
市場やJAに卸すだけだと単価を上げることができないですし、農園のブランドを確立できないからです。
脱サラ就農する方の強みは、「農業」という仕事を俯瞰して見れること。
長らく農業に携わっている方は「市場やJAに卸すしかない」という考えに染まりやすいため、自分で作物を販売するという思考に至りづらいです。
しかし元々サラリーマンだった方は、良い意味で真っさらな状態。
そのため「自分が稼ぐもっとも良い方法」を経営者らしく選択していくことができます。
変なしがらみを気にせずに営農できるため、ある意味シビアに、最善策を取り続けることができるのです。
先ほど述べたような、自分でオンラインショップとSNSを解説してネット販売を始める方も、その一例です。
大きく稼いでいる脱サラ就農者は、皆さんこの傾向が強いですね。
脱サラ農業で失敗・後悔しないために、事前にやるべきこと
せっかく脱サラして就農しても、失敗しては意味がありません。
後悔することがないよう、事前にやっておいた方が良いことを紹介していきます。
知識・技術の習得
休日に農業体験・農業ボランティア等を活用して、ノウハウを学んでおくことをオススメします。
農業体験ではノウハウのみならず、農業の良さも体感することができ、就農へのモチベーションが上がりやすくなるでしょう。
私たちファームコネクトも農業体験をしていた時に、将来就農するときのために週末のみ農業ボランティアしている方と出会いました。
また、自宅で家庭菜園をしたり、貸し農地で作物をそだてて知識を習得するのもいいですよね。
手段はさまざまですが、事前に一定の知識を身につけてから就農することをオススメします。
ちなみに、ファームコネクトが知り合いの農家さんをご紹介することも可能です。
興味のある方はこちらのページをご覧ください。
資金を貯めておく
農業にはどうしても膨大な資金が必要です。
農業機械は数百万するものもありますし、農具・肥料・農薬・資材など…とにかく必要なものが多いのです。
また、作物はいきなりお金になるわけではなく、一定の栽培期間が必要なことも考慮すべきでしょう。(果樹だと3年以上かかるものもあります)
そのため、脱サラ前に貯金しておくことをオススメします。
ちなみに、新規就農者に向けた補助金が存在するので、補助金情報も収集しておきましょう。
下記記事で新規就農者向けの補助金を紹介しています。
脱サラ農業で失敗を避ける方法まとめ
以上、脱サラ農業で成功されている方の共通点、および失敗回避のためにやるべきことを紹介してきました。
農業は個人事業ですので、圧倒的な裁量の広さ、会社員とちがって稼げる額に上限がないなど、多くの魅力があります。
これらの魅力を最大限味わうためにも、準備をしっかりおこない失敗を回避していきましょう。
本記事がすこしでも参考になれば幸いです。