
個人農家をやっているけど、使える補助金がなさそうで困っている。
設備投資がしたいので、もし補助金があれば活用したい。
こんな方に向けた記事です。
この記事は、直販支援を中心とする農業経営支援企業のファームコネクトが監修しています。ネット販売支援、ホームページ制作、デザイン制作、補助金申請サポートなど、農業経営にまつわる様々な領域を支援しております。
私たちは補助金サポートで200件以上の申請実績がございます。軽トラの導入に補助金の活用を検討されている農家さんは、よければサービスページをご確認ください。
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個人農家の定義とは?
まずは本記事における「個人農家」の定義をお伝えします。本記事における個人農家とは、「アルバイトや正社員がおらず、完全個人で農業を営んでいる生産者」です。
ちなみに、農業だと通年で従業員は雇用していないけれど、季節限定で従業員を雇っているという方も多いですが、本記事ではそういった方も「個人農家」に含めます。
そのため季節限定で従業員を雇っている方も、今回ご紹介する補助金を活用できますのでご安心ください。
【結論】個人農家が使用できる補助金一覧
- 小規模事業者持続化補助金
- 中小企業新事業進出補助金
- ローカル10,000プロジェクト
個人農家さんが使用できる補助金は、上記3点です。それぞれ詳しく解説していきます。
個人農家が使用できる補助金①小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、従業員20名以下の小規模事業者向けの補助金です。
農業においては、設備導入や加工場建設、オリジナル販促物制作など、売上向上に繋がるものが対象になり得ます。比較的申請がしやすい補助金で、基本は50万円、最大で250万円の補助がおります。
補助対象は、選果機、加工場建設、チラシ制作、オリジナル段ボール制作、ホームページ制作、看板、自動販売機などの事例があります。
以前は農業用ドローンといった「農作物の生産」に関わる設備導入も補助対象だったのですが、その後補助対象が狭まり、例えば農業機械など、農作物の栽培自体に関わる経費は対象外となってしまった経緯があります。
具体的な申請方法などは、上記の動画で詳しく解説しておりますのでご興味のある方はご覧いただけますと幸いです。
個人農家が使用できる補助金②中小企業新事業進出補助金
中小企業新事業進出補助金とは、新規事業を始める際におりる補助金です。
農業分野では、加工場の建設、飲食店のオープン、オリジナル販促物制作、自動販売機設置、ホームページ制作などが対象になり得ます。補助率は1/2、最大約9,000万円の補助がおります。
申請にあたっては、「新事業として明確に打ち出すこと」「付加価値を高めるビジョンを示すこと」「3~5年の経営改善計画を整えること」などが求められます。
具体的な申請方法などは、上記の動画で詳しく解説しておりますのでご興味のある方はご覧いただけますと幸いです。
個人農家が使用できる補助金③ローカル10,000プロジェクト
ローカル10,000プロジェクトとは、地域密着型事業を始める際におりる補助金です。
農業分野では、観光農園の開業、イチゴや菌床椎茸などのハウス設備費用、加工品の製造費用など、地域の特色を活かした取り組みが対象になり得ます。補助率は1/2で、条件によっては最大約5,000万円の補助がおります。
申請にあたっては、「地域密着で地域社会に貢献できる事業であること」「補助金と同額以上の融資を地域金融機関から受けること」の2点が主な要件となっています。
具体的な申請方法などは、上記の動画で詳しく解説しておりますのでご興味のある方はご覧いただけますと幸いです。
個人農家が使用できる農業補助金まとめ
以上、個人農家さんが活用できる補助金でした。
全体を通して、6次化に使用できるものが多く、「農産物の生産」にかかる設備投資については中々個人農家さんが活用できる補助金はありません。
ただし、全国規模の補助金だと今回後紹介した3つだけになりますが、地域によってはその地域ならではの補助金が存在する可能性はあるので、もし興味があればお問い合わせいただけますと幸いです。
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この他の設備投資に関する補助金については「農業機械・設備投資で使える補助金まとめ」で紹介しています。


