
農業用のビニールハウスを建てたいんだけど、高すぎて困っている。
補助金があればぜひ活用したいので、教えてほしい。
こんな方に向けた記事です。
この記事は、直販支援を中心とする農業経営支援企業のファームコネクトが監修しています。ネット販売支援、ホームページ制作、デザイン制作、補助金申請サポートなど、農業経営にまつわる様々な領域を支援しております。
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【結論】農業用ビニールハウスに使用できる補助金
この記事を執筆している現在、農業用ビニールハウスに使用できる補助金は、総務省の「ローカル10,000プロジェクト」です。
ローカル10,000プロジェクトとは、地域の人材・資源・資金を活用した新たなビジネスを立ち上げようとする民間事業者などの初期投資費用を支援するもの。
具体的には、下記の項目に当てはまる場合に使用できる補助金です。
- 地域の資源を活用する事業である
- 地域金融機関からの融資を検討している
- 新規事業の立ち上げである
- 地域の新たな雇用創出に期待できる事業である
- 地域課題の解決につながる事業である
- 新規性・モデル性が感じられる事業である
「施設整備費」「機械装置費」「備品費」など対象経費が幅広く、補助額の上限は5,000万円。
農業用ビニールハウスの場合は、その半額が交付されます。
詳細は総務省HPで確認できます。
農業用ビニールハウスの補助金「ローカル10,000プロジェクト」活用事例
ビニールハウス建設においてどのような事例があるのかをご紹介します。
活用事例その①:岡山県新見市「IT×森林×廃校 環境管理型きくらげ生産事業」
廃校となった遊休資産を改修整備し、IT技術を活用したきくらげの生産事業を実施。
地元高校生から体力に不安のある方まで多くの人の雇用に寄与する点や、木材資源の利用拡大、遊休資産の有効利用などが地域への貢献性として認められた事例です。
ローカル10,000プロジェクトからは、16,000千円が交付されました。
活用事例その②:千葉県大喜多町「椎茸菌床栽培確立事業」
ビニールハウス施設を整備し、地域で安定的な椎茸生産を確立するための取り組みを実施。
椎茸の生産量や地元産椎茸の消費拡大など地域経済の活性化や、農家の所得向上、就農者の増加が期待できるとして、認められた事例です。
ローカル10,000プロジェクトからは、28,000千円が交付されました。
活用事例その③:岐阜県「次世代農業を創造するエアドーム式ハウスを利用した農産物生産及び販売」
当時の新技術エアードーム式ハウスを整備し、多段階水耕システム等の開発や無菌化・無害虫対策により高効率で高品質な栽培を確立する取り組みを実施。
柱やパイプのない環境で障がい者の自立支援と雇用創出につながる点や、荒廃農地の再生による耕作面積の拡大など、地域への貢献性が高いとして認められた事例です。
ローカル10,000プロジェクトからは、45,000千円が交付されました。
農業用ビニールハウスの補助金「ローカル10,000プロジェクト」申請の流れ

ローカル10,000プロジェクトへの申請の流れは、大きく5ステップ。
簡単に解説していきます。
地域の活性化に資する事業を発案し、事業計画の素案を作成。
事業者が中心となり、金融機関などと調整しながら事業計画書を作成。
事業計画書では、事業の地域経済への貢献度や持続可能性などをアピール!
地方自治体から総務省に交付申請。外部有識者による、交付決定可否に関する審査。
総務省が交付を決定。
総務省および地方自治体の交付決定後、事業開始が可能。
農業用ビニールハウスに使用できる補助金まとめ
以上、農業用のビニールハウスに使える補助金でした。
自身が補助金の対象になるのか、具体的にどのように申請を進めれば良いのか、ファームコネクトがご相談に乗りますので、よければご検討くださいね。
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この他の設備投資に関する補助金については「農業機械・設備投資で使える補助金まとめ」で紹介しています。
