農業用ドローンの購入を考えているんだけど、高いから迷うなあ。
補助金が出るならこの機会に買ってみようと思うんだけど、どんな補助金があるかわからない。
分かりやすく解説してくれている記事はないかな。
こんな方に向けた記事です。
- そもそも農業用ドローンの用途にはどんなものがある?
- ドローンの種類とは(用途別)
- 農業用ドローン導入にかかる費用
- 農業用ドローンが対象の補助金3選
この記事は、Webに強い農業経営サポート会社であるファームコネクトが書いています。
ネット販売支援、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
→ファームコネクトの事例紹介
私たちはこれまで200件以上の農園の補助金申請をサポートしてきました。
本記事では、農業用ドローンを導入する際に使える補助金を一覧でご紹介していきます。
農業におけるドローンの使い道
農業でドローンを導入すると聞いたら、「農薬散布」が思い浮かびますよね。
しかし、実は他にも以下のような用途があるのです。
このように、農業の現場ではさまざまな場面でドローンが活用できます。
また、これに加えて、ホームページやSNSに掲載する写真・動画の撮影にもドローンが有効です。
ファームコネクトは農園のホームページ制作をすることが多いのですが、その際にドローンをよく活用します。
例えば、以下がドローンで撮影した写真です。
広々とした畑の様子が伝わりますよね。
このように、農業においてドローンが活躍する場面は多いのです。
農業用ドローンの費用(補助金なしの場合)
先ほど述べたとおり、農業用ドローンにはさまざまな用途があります。
しかしドローンの種類としては、基本的に以下の2種類しかありません。
- 小型ドローン機(おもに写真・動画撮影用)
- 大型ドローン機(農薬散布など、農業の現場で用いられるもの)
ちなみに、小型ドローン機は200gよりも軽いもの、大型ドローン機は200gよりも重いものを指します。(参考:国土交通省)
それぞれについて、だいたいの値段を説明していきます。
小型ドローン機の値段
農業において小型ドローンを使うのは写真・動画撮影が主です。
農地や直売所をドローンで撮影して、ホームページに載せたい!SNSに投稿したい!という方にはオススメです。
お値段は数千円〜8万円ほどとお手軽に購入できる値段。
画質やバッテリーの持ち時間によって値段が変わります。
大型ドローン機の値段
農薬や肥料散布を目的にした、農業の現場で使えるドローンです。
しかし大型ドローンはとにかく高価で、最低でも数十万円、高いものだと350万円かかります。(参考:次世代農業機器の代表格!種類別「農業用ドローン」20選)
また、大型のドローンを飛ばす際には国土交通省に届出を出す必要があり、そのためには事前に10時間以上の飛行経歴が必要。
そしてこの10時間以上の飛行経歴をつくるために、ドローンメーカーやドローンスクールが実施している講習を受けなくてはならないのです。
その他にかかる費用
ドローンの購入費用以外に、先ほど述べた、ドローンの講習費用がかかります。
農業用ドローンの講習費用は、約20万円が相場なようです。
農業ドローンが対象の補助金3選
大型ドローンの導入には最低でも数十万円と、なかなか高額です。
それでもドローンを導入すれば今よりも圧倒的に農作業が楽になる…と考えると、一つの良い投資と言えるかもしれません。
ここでは、ドローンの導入を検討している人に向けて、ドローンが対象の補助金を紹介していきます。
※あいにく、小型ドローン機は補助金の対象になりませんのでご注意ください。
農業ドローンが対象の補助金その1:小規模事業者持続化補助金
全国商工会連合会が実施する、小規模事業者(従業員数20名以下)向けの補助金です。
農業機械、チラシや看板、ホームページなど、補助対象が多いことが特徴で、ファームコネクトのクライアントの生産者様もこの補助金を使うことが多いです。
ドローンに使用する場合は最大3/4が補助され、補助額の上限は200万円です。
ぜひ活用してみてください。
※ファームコネクトはこちらの補助金の申請実績がもっとも多いです。
→小規模事業者持続化補助金
農業ドローンが対象の補助金その2:ものづくり補助金
中小企業庁が実施する、個人事業主および中小企業向けの補助金です。
革新的なサービスや、抜本的な生産プロセスの改善に取り組む際におりる補助金。
生産性向上や販路拡大につながるドローンも補助対象になります。
購入金額の66.6%まで補助が出ます。(上限1,250万円までもらえます)
→ものづくり補助金
農業ドローンが対象の補助金その3:産地生産基盤パワーアップ事業
農林水産省がおこなっている、今後拡大が見込まれる海外市場や加工・業務用等の新たな需要に対し、日本国内の農業産地を盛り上げるための補助金です。
生産基盤の強化・収益性の向上に取りくんでいる生産者様を対象にしています。
採択者には上限1/2の補助金が出ます。
2023年1月現在こちらの補助金は終了しておりますが、毎年提供されている補助金なので、農林水産省HPを要チェックです。
農業用ドローンの補助金まとめ
以上、農業用ドローンの補助金についてでした。
コロナ禍ならではの補助金もあるので、この機会に補助金で農業用ドローンを購入し、スマート農業に携わってみてはいかがでしょうか。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。