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農園特化のサイト制作、Webマーケティング支援をおこなっているファームコネクトです。
このページでは、農園経営にWebを活用することで具体的にどのようなメリットがあるのか?について、具体的事例、実際の画像とともにお伝えしていきます。
- 現在、農園経営においてWebを活用していない
- すでに活用しているものの、あまり効果を感じられていない
- 市場に生活が左右されたり、資材が高騰している現状になんとなく焦りを感じている
- 直販を考えているが、最適な販路が分からない
- ネット販売を考えたことがあるが、難しそうで躊躇している
- せっかく独立した以上、経営者として上を目指していきたい
このような方はぜひ読み進めてみてくださいね。
「パソコンに関する深い知識がなく、自分では出来る気がしない」
「Webを使うことや直販に対して漠然とした不安がある」
「周囲に気軽に相談できる人がいない」
こんな方でも、すぐにWebを活用してより良い農園経営ができるようサポートいたします。
あくまで一例ではございますが、ファームコネクトのクライアントは以下の状況を掴み取っています。
- 作物を販売するたびに即時完売。生産したぶんだけ着実に売れていく
- ネットを介した情報発信で知名度が上がり、無人販売所や地元スーパーの売上も1.5倍に
- 新たに始めたキッチンカー事業も盛況。2台目を購入
- 常連客だけで完売するため、販売に関するストレスなく生産に集中できる
- ホームページを通して毎日のようにメディア掲載や取引依頼が届く
- ホームページから農業体験や採用依頼が届く
- 廃棄梨を活用した加工品を開発後、Webで広告宣伝したところ即時完売。周囲の農家から廃棄梨を仕入れる事態に
作業お手伝いの問い合わせ
本業である「生産」に集中し、あとは理解ある常連客と関わるだけで十分な売上がたつ。
先方から取引やメディア掲載、作業手伝いの依頼がくる。
このような状態になると日々の不安も軽減してストレスフリーですし、なにより選択肢が広がります。
ここからは上を目指して農園を拡大していくのもいいし、あるいは現状をキープしてプライベートを充実させるのも良いでしょう。
すべてあなたが舵取りできます。
私たちが「理想の農園経営を形に」と謳っている理由はここにあります。
ファームコネクトは「ひたすらに農園の売上を伸ばしていく事業」と捉われることが多いですが、実際は各々の生産者様の目的に合わせて戦略立案しています。
農園を全国区にして経営者として上を目指したい。
売上はそこそこでいいから、プライベートを充実させたい。
…といった理想を実現するのが私たちの役目であり、あくまで生産者様ファーストで考えております。
そして、こういったあらゆる理想を実現する手段として効果的なのが、Webの活用です。
まさに「農園経営のカンフル剤」とも言える存在です。
廃棄梨を活用した加工品を開発すべくクラファンを実施したところ、多数のメディアに掲載され完売。
新たに始めたフルーツサンドのキッチンカー事業も大盛況。
駅構内や百貨店への出店依頼も。
老舗農園が野菜のネット通販を開始したところ地上波TV番組に多数出演。
開始半年で月次売上200万円超え。
ネットだけでなく、家前の無人販売所の売上も増加。
6次産業化の講演も。
農業研修後に独立して3年目の新規農園で、月次売上150万円超え。
大手百貨店のカタログギフトや、大手出版社刊行雑誌のお取り寄せ商品特集に掲載。
東証一部グループ企業との取引も。
…このように、農園経営が劇的に変わった事例がたくさんございます。
ファームコネクトのクライアント以外でも、例えば私たちが農業体験させていただいた観光農園は、インターネット経由で多い時には1日500人以上を集客しており、
正社員、アルバイト、ボランティアの採用もホームページで完結しているとのことでした。
なぜこれだけ大きな効果があるのか?というと、インターネットには「全国を相手に情報発信できる」「販売を効率化できる」という利点があるからです。
また、インターネットの利用者が非常に多いことも後押しする要因となっています。
全国を相手に情報発信できる
ホームページやSNSを通して情報発信すると、全国の人に見てもらえます。
これは地元の直売所やスーパーに卸しているだけでは得られないメリットです。
地元だけだと多くとも数百人としか関われませんが、Webを使うと日本全国に情報を伝達できます。
それだけ商圏が広がり、お客様の母数が増えるので、青天井に売上を伸ばしていくことができるのです。
お客様だけでなく、取引先やメディアも全国が対象となるので、それだけ経営に与えるインパクトが大きいのです。
地元の直売所だけで1億円を売り上げることはほぼ不可能ですが、通信販売なら可能となります。
ちなみに、お客様が増えれば「こちらがお客様を選ぶこと」も可能となります。(実際に私たちのクライアントにも、新規受付はごくわずかで、ほぼ常連客にしか販売していない農園があります)
直販ならではの「クレーマーに苦しむ」可能性を大幅に減らすことができ、理解あるお客様とだけ関わることができるのです。
採用に関しても、就農希望者からすると情報発信している農園と情報発信していない農園だったら、前者で働きたいと思うでしょう。
販売を効率化できる
商品を販売するには、「集客して、商品の魅力を伝えて(営業)、会計(決済)する」必要があります。
このうち、インターネットを活用すれば「決済」「営業」を自動化できます。
※やり方によっては集客も自動化できます。後述します。
決済はシステムを使えば自動ですし、決済手段もたくさんあるので消費者からしても嬉しいものです。
営業については、ホームページを作り込めば24時間365日休まず自動で農園の魅力を伝えてくれる営業マンが出来上がります。
これが仮に直売所だと、常に接客の必要があって時間を取られますし、人を雇用しても人件費がかかります。
無人直売所なら人件費もかからず自動化もできますが、やはり商圏が狭いので売上には限りがあります。
Webを活用すれば、売上に限りがない状態で、効率的に販売できるのです。
また、収量に合わせて臨機応変に販売数量を変更できる点も魅力です。
農作物は収量の予測が難しいことから無闇に販売することは避けたいところ。
通販ですと販売数量を設定することができるので、「30セット販売」→「また収穫量が見込めたら再度30セット販売」というように、臨機応変な販売が可能です。
私たちのクライアントでも、梨を50セットごとに販売していたクライアントがおりました。(梨は収穫量の予測が特に難しい作物なのです)
全部で4品種販売したのですが、すべて15分以内に完売。
キャンセルが出たこともありましたが、再販売したらすぐに売れていきました。
このように、実際にお客様にご足労いただく直売所と違い
柔軟な販売ができることもWebを活用する利点の一つです。
インターネットの利用者が非常に多い
インターネットはもはや生活に欠かせないもの、インフラの一種となっています。
誰もが当たり前のようにインターネットで情報収集しており、そこで商品の購入を決めることも少なくありません。
そんなインターネットでPRしてないことは、お店の看板を出さずにこっそりとお店を経営しているようなものなのであり、積極的にPRしているお店にお客様は集中しつづけてしまいます。
つまり、今の時代においては、「インターネットを活用していない=損をしてしまっている」という可能性が高いのです。
この損をなくすことができる点においても、Web活用は農園経営において有効な打ち手です。
これらの理由から、Webを活用することは農園経営の風向きを180度変えてくれる劇薬となり、これまでは考えられなかった世界を見せてくれます。
経営者として上を目指していくのもいいでしょう。
自由気ままに農業を楽しみ、プライベートや家族との時間を充実させるのもいいでしょう。
農園カフェや観光農園など、より事業を多角化させていくのもいいですね。
ぜひご自身の理想を想像してみてください。
その理想を形にする上でWebは強力な味方となってくれるはずです。
インターネット活用のデメリット
もちろん、Webを活用すれば誰もが簡単に理想を形にできるわけではありません。デメリットも存在します。
デメリットはズバリ「導入および慣れるまでが面倒なこと」です。
ファームコネクトのクライアントの方々のように、明確に農園経営の風向きを変えるには、ある程度本気で、正しい方法で取り組む必要があります。
仮に簡単であれば全国のあらゆるWebを活用している農園が成功しているでしょう。
でも、そんなことはないですよね。
「なんとなく」取り組んでいる限りは、なかなか成果が生まれないのです。
本気で取り組もうとすれば業者とのやりとりも必要になりますし、一定のコストもかかるでしょう。
あるいは必死に独学して進めようとしたら、慣れない作業に四苦八苦することもあるでしょう。
うまく活用すれば絶大なリターンがありますが、如何せん成果を出すまでが難しい…。
このような「敷居の高さ」がWebを活用するデメリットであるといえます。
ただし、「敷居が高い」ということは「参入者が絞られる」ということに繋がります。
誰もが簡単に取り組めるものであれば一瞬で飽和してしまいますし、そこに優位性(旨み)はありません。
敷居が高いからこそ、それを乗り越えればそのまま旨みとなり、
敷居の向こう側にいる人たちはたっぷり美味しい思いができるのです。
おそらく、あらゆる販路のなかで、生産者様にとって最も手を出しづらいのがネット販売だと思います。
だからこそ、本格的にインターネットを活用している農園はまだまだ少なく、注力すれば頭一つ抜きん出た存在になれます。
もちろん、敷居が高いといっても成果を出すまでに数年も努力する必要はありません。
ほんの数ヶ月間、積極的に行動すれば劇的にみている景色が変わっているはずです。
一定のコストもかかりますが、そのコストもすぐに回収することが可能でしょう。
努力量に対して圧倒的にリターンが大きいのがWebの活用です。
ここからは、具体的にどのようにインターネットを活用していくべきかをお伝えします。
失敗を避けたり遠回りする前に、よければ本ページを読み進めてください。
具体的なWebの活用方法
インターネットを活用するメリットを大きく分けると「収益を大幅に増やすことができる」「販売を効率化できる」「採用力が高まる」に集約されます。
これらのメリットを得るには「販売体制を整える→集客(PR)をする」というステップを踏みましょう。
※「ネット販売(直販)はしたくないが、Webを使って農園のブランドを確立したい」という方もいるでしょう。
農園のブランドができて知名度が上がれば、スーパーでも貴農園の作物が選ばれる機会が増えるので、それも一つの手段です。
このような方は「集客(PR)をする」から読み始めてください。
販売体制を整える
まずは、インターネットで商品を販売できる体制を整えましょう。
- Web上の手続き
- 直販で必要となるもの(パッケージ、梱包資材、パンフレット)を揃える
これら2つが必要となります。
後者については、インターネットとは関係のない部分ですので本ページでは割愛します。
※ファームコネクトは各種デザインのサービスをご提供しております。よければご覧ください。
前者の「Web上の手続き」についてご紹介してまいります。
Web上の手続き(概要)
ネット上で決済していただける体制をつくります。
手段としては、以下のものがあります。
- フリマアプリ(メルカリ・ラクマ等)
- 産直サイト(食べチョク・ポケマル等)
- 簡易的なネットショップサービス
- 本格的なネットショップサービス
- ホームページで販売
- モール型ECサイトに出店(出品)する
いろいろありますが、この時点は「こんなものがあるんだなー」程度で問題ございません。
それぞれについて詳しくお伝えしていきます。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)
まずはフリマアプリ。圧倒的な集客力があり売れやすいので、初心者の方におすすめです。
手数料が高い点と送り状の発行が面倒な点がデメリットです。
産直サイト(食べチョク・ポケットマルシェ・OWL)
産直サイトは元々一次産業に特化したサービスであるため、フリマアプリ以上に農作物販売に適しており、初心者でも取り組みやすいでしょう。
こちらも手数料が高いですが、集客力もあり比較的売れやすい媒体です。
簡易的なネットショップサービス(BASE・STORES・らくうるカート等)
決済手段が多いほか、クーポンや定期便など豊富な機能があります。
初期費用無料で手数料も安く、簡単に作れるのでおすすめのサービスです。
本格的なネットショップサービス(ecforce・Shopify等)
もっとも多くの機能があり、上級者向けの手段です。
他のものと比べると運用費用が高めなので、一定の成果が出てから導入を検討しましょう。
ホームページのみで販売
WordPressというツールで制作したホームページにカゴ機能をつけるもの。
手数料が安くデザインの自由度も高いですが、セキュリティ上の脆弱性があり、決済手段も限られているのであまりお勧めできません。
あくまでホームページは農園の魅力を伝える媒体として活用して、決済は別のサービスを使うと良いです。(図参照)
モール型ECサイトに出店(出品)する
楽天・Amazonに出品する手段です。
圧倒的な集客力があるものの、コストが高く競合も多いことから初心者の方へのオススメ度は低めです。
一定の成果が出てから挑戦することを推奨します。
- フリマアプリ(メルカリ・ラクマ等)
- 産直サイト(食べチョク・ポケマル等)
- 簡易的なネットショップサービス
- 本格的なネットショップサービス
- ホームページで販売
- モール型ECサイトに出店(出品)する
これらの方法がありますが、結論、おすすめは下記の通りです。
- 月に10~20万円程度の売上を目指す人→産直サイトやフリマアプリのみ
- 本格的にインターネットでPRして多く売り上げていきたい人→上記に加えてホームページと簡易的なネットショップを追加
前者は、とにかく産直サイトとフリマアプリという他社のサービスで売上を伸ばすものです。
手間とコストがかからず、取り組みやすい方法でしょう。
単価が高い果樹など、作物次第では20万円以上も目指せます。
とはいえ、他社のサービスに頼っていては農園のブランドは構築しにくいですし、ライバルが多いので価格競争に陥りがちです。
手間を考えると利益が割に合わない…という状況になりやすい点に注意です。
ホームページとネットショップを制作すると手間とコストがかかりますが、農園のブランドを構築していくことができます。
高単価でも売れやすくなり手数料も安いので、残る利益も大きくなります。
フリマアプリや産直サイトの集客力を活かして知名度を広めつつ、自社システム(ホームページとネットショップ)でも販売する…というのがもっとも費用対効果が高い手法です。
そこで一定の成果が出たら、本格的なネットショップを制作したり、あるいはより集客力のある楽天やAmazonに出品してさらに売上を伸ばしていくのがおすすめです。
次からは、具体的にどのようにホームページとネットショップを用意するのか?についてお伝えしていきます。
Web上の手続き(より具体的に)
ホームページの制作方法としては、「自作」と「業者に依頼」があります。
いまは専門知識がなくとも格安でホームページを制作できるサービスが存在するので、自作してしまうのも手です。
ただし、「自分が伝えたいこと」と「消費者に響く内容」は異なる点や、
難しい言葉を使わないようにする(剪定、灌水、株間など普段当たり前のように使っている言葉も消費者からすると分からなかったりします)点に注意が必要です。
また、上で述べたようにホームページを作る利点は「農園の魅力を伝えてくれる営業マン」となることや、検索で上位表示しやすい点にあります。
これらのメリットを最大限化するには一定の専門知識が必要なので、専門業者に依頼するに越したことはありません。
業者に依頼する際は、ホームページ制作会社やランサーズ等のクラウドソーシングを活用すると良いでしょう。
ファームコネクトもホームページ制作サービスを展開しているので、よければご覧ください。
ご自身で制作する際はJimdoというサービスがおすすめです。
こちらのページでJimdoを使用したホームページの制作方法をお伝えしています。
簡易的なネットショップについては、「BASE・STORES・らくうるカート」というサービスが有名ですが、野菜農園で定期便を活用したい場合はSTORES、贈答需要のある果樹農園はらくうるカートを推奨しています。(理由は下記図参照)
ここまでを読んで…
なんだか大変そうだな、簡単な産直サイトだけでいいかな、と感じた方もいるかもしれません。
産直サイトだけでも数十万円を売り上げる農園も珍しくないので、それでも構いません。
ただし、産直サイトだけでそれだけ売り上げる農園は、ホームページとネットショップを用意して販売すれば、利益はあっさり4倍5倍になると思います。
内容次第ですが、ホームページはそれだけ価値のある媒体です。
一度用意してしまえば産直サイトだけでネット販売するのも、ホームページとネットショップを活用するのも労力はさほど変わりません。
もちろんホームページがあることによって発生する作業もありますが、その効果の大きさを考えると、少々費用がかかったとしてもホームページは組み合わせるべきでしょう。
上でも述べた通り、あなたが億劫に感じていることは、他の人も億劫に感じています。
「面倒くさい」を乗り越えた分だけ優位性につながるので、長い視点を持って挑戦してみるのもアリだと思います。
集客(PR)をする
すでに満腹感を感じてる方もおられるかと存じますが、あと少しお付き合いください!
販売体制を整えたらどんどんPRしてホームページに人を流し込んでいきましょう。
集客の手段としては、SNS・SEO・広告・プレスリリース・クラウドファンディングがあります。
SNS
無料ですし、操作も簡単なのでもっとも手軽な集客方法。
フォロワーという資産性のあるものを構築できるので、売上の安定化にも繋がりやすいです。
お客様の喜びの声が直接届くことも嬉しいメリットですし、他の生産者様との関わりも楽しいかもしれませんね。
デメリットとしては、多くの生産者様が活用しておりライバルが多いこと、更新の手間がかかることが挙げられます。
SEO(検索上位表示)
SEOは検索で上位表示することです。
一度上位表示してしまえば完全自動で集客できる点が魅力です。
また、例えば「梨 幸水 通販」で上位表示すれば「幸水を通販で購入しようとしている人」を狙い撃ちして集客できるので、購入(売上)に直結することも利点ですね。
手間がかからず、自動で売上が伸びる強力な手段なので、数百万円かけてSEO対策している農園もあるそうです。(私たちのクライアントではございません)
ファームコネクトのクライアントも、「梨 通販 船橋」や「〇〇(品種名) 通販」で上位表示に成功し、月間5,000人以上をホームページに自動集客し、
その年に販売した梨は4品種とも15分以内に完売する等、検索で経由で売上を伸ばした農園が多数あります。
実はファームコネクト自身も検索経由で多くの生産者様にアプローチしており、ご契約もほぼ検索経由で獲得しています。
難易度は高いですし一定の期間も要しますが、非常に強力な手段です。
広告
SEOの欠点として、長く運営されているサイトには勝ちにくいことや、上位表示するまでに時間がかかることが挙げられます。安定性も十分ではありません。
広告を出せばすぐに検索結果で上位表示したり、安定して上位表示することが可能となります。
一定の費用は要しますが、即座に成果が出ることが魅力ですね。
特にWeb広告を活用している農園は少ないので、ファームコネクトもクライアントのPRで多用しています。
収穫期のみの広告出稿も可能なので、気軽に出稿してみるのも良いと思います。
プレスリリース
プレスリリースとは、報道機関にむけて情報提供して、メディアに掲載してもらうことです。
方法としては以下の3点があります。
- 各自治体の記者クラブに資料を送付
- 各メディア(Webメディアやテレビ番組)のホームページから資料を送付
- 有料サービスを使う
【各自治体の記者クラブに資料を送付】
ファームコネクトがもっとも多用している方法です。
各自治体には「記者クラブ」と呼ばれる記者が常駐している機関があります。
記者クラブにて資料を渡す→新聞の地域欄に掲載→全国ニュースに掲載という流れ。
新聞に掲載されれば農園の信頼性も高まるのでおすすめの手法ですが、コネクションを要します。
生産者様は自治体の方や商工会と繋がりを持っている人が多いので、そこでご相談されてみてはいかがでしょうか?
【各メディア(Webメディアやテレビ番組)のホームページから資料を送付】
メディアのホームページには問い合わせフォームや、掲載募集ページがあります。
そちらに資料を送付することで取り上げてもらえる可能性があります。
ファームコネクトもこの手法でクライアントの地上波テレビ出演を実現させました。
Webメディアに関しては、地域の情報発信しているWebメディアに掲載依頼すると、取り上げられる可能性が高いです。(例:千葉県船橋市ならMyfunaねっと等)
直売所の新規オープンなど、地元の方を対象に情報発信したい場合に相性がいいです。
【有料サービスを使う】
PRTIMESという、プレスリリースに特化したサービスがあります。
ビジネス関係者の閲覧が多いので取引依頼がくるかもしれません。
手間をかけずにプレスリリースできるのでおすすめです。
プレスリリースをしてメディアに掲載されると、1日で数十万円を売り上げることも珍しくありません。
一過性の売上で終わらせないようにする工夫も必要ですが、費用対効果が高いのでぜひ挑戦してみてください。
クラウドファンディング
資金調達の手段と思われがちなクラファンですが、実は広告手段として有効です。
というのも、クラファンサイトは多くの人が見ているので(1,000万人以上が訪れるサイトも)、そこにプロジェクトを掲載することで商品の周知につながるのです。
また、クラファンはメディア受けがよく、プレスリリースを並行しておこなうと高確率で掲載されます。
そこで話題と販売実績をつくれば、販路の拡大につながります。
クラファンを実施すると支援者の性別、年齢など今後の販売促進に役立つデータを取得できるのもメリット。
既述の通り、私たちのクライアントには、加工品開発でクラファンを活用した結果、加工費の300%以上の金額を調達できたほか、コンビニやふるさと納税の返礼品として販売された事例があります。
集客(PR)まとめ
さて、集客、PRについてお伝えしてきました。もっとも簡単なのはSNSです。
ただしSNSは資産性が高いものの、成果が出るまでに時間がかかりますし爆発力はありません。
そのため他の媒体を併用することを強くおすすめします。
「PRにかけるお金はない」と思う方もおられるかもしれませんが、費用対効果を考えてみてください。
例えばPRに10万円かけて30万円帰って来れば、20万円の利益です。
その20万円をさらに広告にかければ、より多くの利益が返ってきます。
売上を大きく伸ばす農園は、「費用対効果」を考え投資しています。
無料で手軽な方法(SNSや産直サイト)だけだと、誰もが気軽に始められるので優位性がありません。
差別化が難しい農作物だからこそ、広告に力を入れる農園が大きく売上を伸ばします。
だからお金を支払い集客をブーストして、そこ集まった顧客をSNSフォロワー等の資産性あるものに変換して、安定性も同時に掴んでいくことが鉄板です。
最初の費用をケチってSNSだけで集客してみたり、内容が薄いホームページを作ったりしても、よほどのセンスがない限りは成果が出づらく、
経営の状況が変わるまでには数年単位を要するので、途中で挫折してしまうでしょう。
実際、Web活用でうまくいかない農園は大半がこのパターンです。
農園は使える補助金も多いので、積極的に「投資」することを推奨します。
終わりに
冒頭で述べました通り、Webの活用は経営のカンフル剤です。
せっかく事業主としてリスクを負っている以上、ご自身の理想を追い求めて損はないと思いますし、むしろその努力は必須だと思います。
もちろん「私はWebを使わずとも、地域で販路を拡大して売上を伸ばしていく」という方は問題ございませんが、
仮にそれができるのであればインターネットを活用すれば鬼に金棒状態ですし、WebでPRすれば自ら動かずとも先方から取引依頼が届きます。
インターネットは始めるのが面倒ですし、さらにいえば、始めることよりも「正しく運用して、成果を出すこと」の方が難しいです。
だからこそ参入障壁が高く、うまく活用している農園は美味しい思いをしているのです。
多くのクライアントの方々からお喜びの声を頂いているからこそ、ぜひ一度はその魅力を体感していただきたいというのが本音です。
その際は、自力で何でもやろうとはせず、時にはプロを雇うことも必要だと思います。
自分ですべてをこなせることが正義ではありません。
というのも、それぞれが得意なことに集中した方が社会に提供できる価値が大きくなるからです。
また、すべてを自力でおこなっていると、仮に体を壊したら収益も落ちてしまいます。
今の時代は生産者様にも「他者をうまく活用して仕組み化していく」という経営者的な視点が求められるようになってきていると感じます。(かなりハードではありますが)
業者を雇うことに抵抗を感じる方もいると思いますが、仮に業者に30万円を支払ってホームページを作って、月に20万円売り上げることができれば、2ヶ月でペイできます。
一度制作したホームページは今後ずっと使い続けられるので、費用対効果は抜群です。
- 作物を販売するたびに即時完売。生産したぶんだけ着実に売れていく
- ネットを介した情報発信で知名度が上がり、無人販売所の売上も1.5倍に
- 新たに始めたキッチンカー事業も盛況。2台目を購入
- 常連客だけで完売するため、販売に関するストレスなく生産に集中できる
- ホームページを通して毎日のようにメディア掲載や取引依頼が届く
- 求人サイトに高い掲載料を支払わずとも、ホームページから農業体験や採用依頼が届く
- 加工品を開発してWebプロモーションしたところ即時完売。周囲の農家から廃棄を仕入れる事態に
一例ではありますが、これらを実現するのにWebの活用は必須です。
今後末永く農業で生活していくと考えると、いずれにせよどこかのタイミングでインターネットの活用は必須となるので、このタイミングで導入してみてはいかがでしょうか?
本ページを参考に、 少しでも多くの生産者様がインターネットの魅力を体感いただけましたら幸いです。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
会社概要
事業名 | ファームコネクト |
会社名 | 株式会社リタテラス |
所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C |
資本金 | 1,200,000円 |
連絡先 | info@farm-connect.org |