スーパーや直売所で野菜を売るようになったからポップが必要なんだけど、どんなデザインがいいんだろう?売れるポップデザインが知りたいし、それを作る方法も教えてほしい。
こんな方に向けた記事です。
- ポップを作成する目的
- 最低限抑えておきたいポイント
- 具体的な作成方法
この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。
ネット販売の代行、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
→ファームコネクトの事例紹介
ファームコネクトは農業特化のポップ作成サービスもご提供しております。
その知識と、私たちがお世話になっている農園「芳蔵園様」にインタビューした内容をもとに、本記事を執筆しました。
私たちがポップ作成を担当した生産者様からは「野菜が売り切れるようになった」「通常よりも20個ぐらい多く納品した」というお声を頂いておりますし、
芳蔵園様も直売所が大盛況の果樹農園なので本記事の信憑性は高いはず。
それでは、参りましょう!
そもそもなぜ野菜のポップを作成するのか?
- お客様から選ばれやすくすること
- 作物の価値を正しく伝えて単価を上げること(安売りを避ける)
これら2点を通して売上を伸ばすためにポップを作成します。
上記を念頭において本記事をお読みくださいね。
野菜が売れるポップを作るうえで抑えるべきポイント
上でお伝えしたとおり、ポップを作成する目的は「お客様から選ばれやすくすること」「作物の価値を正しく伝えて単価を上げること」によって売上を伸ばすことです。
これらを達成するためにはどのようなポップを作成すべきなのでしょうか?
抑えておくべきポイントを3点お伝えしていきます。
目立つものにする
お客様から選ばれやすくするためには、まず視界に捉えていただく必要があります。
そのため、ポップは色使いを工夫したり、字体を工夫することによって目を惹くものにすべきといえます。
遠くからでも見えるようなものがベスト。
ちなみに人間がもっとも目が惹かれる色は「赤」と「黄」です。
街のポップや看板を見てみるとこの2色が使われているものが多々あるので、ぜひ探してみてください。
また、文字よりも写真・絵・イラストの方が圧倒的に目立ちやすいので、これらを挿入することを推奨します。
イラストが無料でダウロードできるおすすめサイトは「野菜のポップ作成に役立つ無料サイト・アプリまとめ」で紹介しています。
立ち止まってもらえるものにする
目を惹くことができたら、次は「ポップの前で立ち止まり、読んでいただく=ポップの前に滞在していただく」必要があります。
滞在してもらうにがどうすれば良いのか?というと、キャッチコピーで気を惹くのです。
キャッチコピーが興味をそそられるものであれば、お客様は立ち止まり、ポップの文字を読んでくれます。
※キャッチコピーの作成法は「野菜・果物のキャッチコピー作成法と具体例を解説!【売上倍増】」で解説しているので参考にしてみてくださいね。
JR東日本の資料によると、滞在時間が長ければ長いほど、客単価が上がり、購買率が高くなるとのこと。
野菜のポップで長時間滞在させることは難しいですが、それでも「より長く滞在してもらえるようにする」という意識が大切です。
既述のように、キャッチコピーで気を惹くのはもちろん、ポップの中身(説明やイラスト)も出来るだけ充実させるのが吉です。
買う理由を与えるものにする
目を惹き、気を惹き、滞在してもらえたら、あとは購入に繋げるのみ。
これまでファームコネクトは多数の農作物を販売してデータを集めてきましたが、「生産者の想い(こだわり)」と「その野菜を使った魅力的なレシピ」がもっとも消費者に刺さりやすいことが分かりました。
マーケティングの世界でも「顧客にものを売るには、その商品を購入した後の未来を想像させること」が重要と言われています。
レシピを教えることはまさにこれに合致するので、積極的にレシピを掲載していきたいですね。
特に珍しい野菜であればあるほどレシピを載せることは売上増加に有効です。
野菜が売れるポップの作成方法
ここまでポップを作る目的および抑えるべきポイントを解説してきました。
ここからは具体的なポップの作成方法を述べていきます。
手書きポップか印字ポップか
まず、ポップには手書きのものと、印字のもの(パソコンで作るもの)があります。
それぞれのメリットデメリットを述べていきます。
手書きのポップ
生産者様の想いが伝わりやすい、印字よりも目立つというメリットがあります。
しかしとにかく手間がかかるというデメリットが。
時間に余裕のある方は手書きポップの作成を推奨します。
手書きポップの書き方は「野菜のポップは手書きが良い?メリットと書き方を実例と共にご紹介!」を参考にしてみてください。
印字ポップ
パソコンのソフトやアプリを使って、ポップを作成します。
手書きと比較して手間がかかりにくく、作成のハードルが低いのがメリット。
とはいえ手書きよりは生産者様の想いが伝わりづらいといえるでしょう。
プロにお願いするのもアリ
自分で作るのが難しそう…と思ったら、プロに丸投げしてしまうのも手です。
ファームコネクトはポップ作成含む各種デザインサービスを展開しておりますので、もしよければチェックしてみてください。
売れる野菜のポップまとめ
以上、野菜のポップについてでした。
難しく感じるポップ作りですが、要点さえ抑えてしまえば売上UPに貢献してくれるポップが出来上がります。
周りが面倒に感じて注力しないポップ作りだからこそ、丁寧に行うことで差別化できるので、本記事を参考にして注力してみてはいかがでしょうか?
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。