
こんな方に向けた記事です。
本記事の内容
- 実際に使われている手書きポップをご紹介
- 手書きポップのメリット
- 野菜の手書きポップの書き方
- ポップデザインを学ぶ上でオススメの本2選
この記事は、千葉県船橋市にある農家さんのネット販売支援団体【ファームコネクト】が書いています。
2020年9月に創業とまだ若いですが【船橋市役所農水産課】様にも応援いただいている組織です。
HPを作成したり、SNS運用代行したり、web広告を運用したり…
様々な媒体を活用して、農家さんのIT進出をお手伝いしています。
→ プロフィール
今回は、私たちがお世話になっている農家さんである、芳蔵園の加納智恵さまにインタビューしてきました。
加納さまは、直売所に置く作物のポップを手書きで作成しています。
実際に手書きのポップを置き始めてから売上も伸びたんだとか。(特に珍しい野菜)
また、お客さまからの評判も非常に良いとのこと。
加納さまは農業女子でもあり、インスタグラムフォロワー2,000人越えのインフルエンサーです。
インスタにもポップが掲載されていたりするので、ぜひチェックしてみてくださいね。
→ 芳蔵園HP
野菜の手書きポップ実例
文章で説明されるよりも、まずは実物を見た方がイメージが湧きやすいはず。
ということで、さっそく加納さまが作成したポップを見ていきましょう。
ここから画像が10枚続きます↓
以上が加納さまが作成されたポップです。
それぞれの野菜に応じて、絵と文章を織り交ぜながら上手くアピールできていますよね。
特に一般消費者があまり馴染みのない野菜は、栄養素やレシピまで紹介していて、購入後のイメージが湧きやすい。
色使いも綺麗ですし、目に留まりやすいですよね。
野菜のポップを手書きするメリット
実例を見たところで、手書きポップのメリットを見ていきましょう。
実例を見たことでなんとなく察した方も多いと思いますが、手書きポップには以下の3つのメリットがあります。
- 目を惹くことができる
- 想いが伝わりやすい
- 差別化につながる
それぞれ解説していきますね。
メリットその1:目を惹くことができる
手書きならではのラフな字体、多様な色使い、自由なイラストによって、目を惹きやすいといえるでしょう。
パソコンを使って作成したポップは、よくも悪くも整頓されすぎているのです。
手書きポップには良い意味での乱雑さがあります。
ポップはとにかく興味を持ってもらってなんぼなので、このメリットは非常に大きいものであるといえますね。
メリットその2:想いが伝わりやすい
手書きの手紙が想いを伝えやすいのと一緒で、手書きポップの方が生産者の想いを伝えやすいです。
手書きの場合は書くのにも時間がかかりますし、間違えてしまったらもう一度やり直し…と手間がかかります。
消費者からしても、パソコンで作られたポップと、手書きポップ、どちらの方が手間がかかるのかは一目瞭然です。
生産者がどれだけの想いで野菜を生産しているのかを伝えるには、手書きポップの方が優れているといえるでしょう。
メリットその3:差別化につながる
パソコンで作られるポップはある程度、デザインパターンが限られます。
字体もイラストも、他と一切被らないようにするのは難しいからです。
実際、「目立つ字体」や「すぐに見つかるフリー素材(イラスト)」は限定的ですからね。
また、どの生産者も「いかに目立たせるか」という共通の目的でポップを制作しているので、みんなが同じ字体&フリー素材を使うなんてことも少なくないはず。
一方、手書きポップのデザインパターンは無限です。
そのため、字体もイラストも他の方と同じになるケースは極々少数であるといえます。
この点において他のポップとの差別化に繋がり、購入に繋げやすいのです。
野菜のポップを手書きする方法
手書きポップのメリットについてお伝えしてきました。
「ポップを手書きしてみようかな…?」と考え始めた方も、なかにはいらっしゃるかもしれませんね。
ここからは、そんな方に向けてポップの書き方を解説していきます。
道具を準備する
魅力的なポップを作成するには、ポップに向いている画材を用意する必要があります。
まず、分厚くて固い画用紙が必要です。
コピー用紙だと、裏が透けてしまったり、ポップを立てかけた際に曲がったりしてしまいます。
画用紙の色はそのままポップの背景色になるので、複数用意しておくのが良いそうです。
また、ペンはボールペンだと見えないので、太いマッキーを使うようにしましょう。
こちらも同様にカラフルなものを準備しておくと、色々な野菜に対応できるのでオススメです。
以下がオススメ画材ですので参考にしてみてください。
書き始める際は、イラストから描く
イラストと文章。難易度が高いのはイラストです。
そのため、イラストを先に書いておくのがオススメとのこと。
文章から書くのも悪くないですが、先にイラストを描けば、あとは隙間に文章を入れるだけなので簡単ですよね。
文章は長くしたり短くしたりと、隙間に応じて変更しやすい点からも、あとから書くことを推奨します。
本やネットのイラストを参考にしながら書く
何も見ずにイラストを書くことは難しいので、参考デザインを用意しておくと良いでしょう。
本やインターネットには様々な手書きポップの例があります。
参考にするサイトはPinterestがおすすめです。
野菜の手書きポップを学べるオススメ本
加納さまから聞いた、ポップについて学べる本を2冊紹介します。
加納さまもいつもこの2冊を参考にポップを手書きしているんだとか。
少なくとも1冊は手元に置いておくことを推奨します。
稼げる! 農家の手書きPOP&ラベルづくり
農家さん向けに、作物のポップの書き方が詳しく解説されています。
現役農家さんが実際に使用しているポップも載っているのでとても参考になりますよ。
ポップだけでなくラベルについても解説しており、農家さんが扱うデザインに関してはこれ一冊で対応可能。
最低限の出費で抑えたい方は、この本の購入がオススメです。
現場で役立つ手書きポップ
ポップ歴20年を誇るプロが作った手書きポップの本です。
野菜や果物だけでなく、様々な商品のポップ例が参考になっており、農家さん以外も参考になります。
より広範なポップから学びを得たい方にはおすすめです。
野菜の手書きポップまとめ
以上、野菜の手書きポップについてでした。
手間はかかるものの、メリットの多い手書きポップ。
効果的に活用して、野菜をお手にとってもらえる機会を増やしていきましょう!
本記事が少しでも参考になれば幸いです。
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