新規就農に興味があるんだけど、自分が農業に向いているのか不安。就農してから後悔はしたくないし…。
農業に向いてる人ってどんな人なんだろう?
こんな方に向けた記事です。
- 農業に向いている人の特徴
- 向いていない人の特徴
この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。
ネット販売の代行、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
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今回は、上記の活動をしつつ農家さんにヒアリングしたり、実際に農業体験をして感じた内容をもとに、「農業に向いている人」を述べていきます。
ファームコネクトの知り合いの生産者様には人手不足で悩んでおられる方が多いです。
そこで、農業体験・お手伝いがしたい方を募集しております。
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本記事における農業の定義
一口に農業といっても、実はさまざまな種類があります。
野菜や果物の栽培だけでなく、花の栽培や酪農もすべて農業のカテゴリーです。
それぞれに特徴があり、これらを一括りにするのは難しいところ。
野菜・果物栽培には向いているけど、酪農には向いていない…なんてことも起こりえます。
本記事では、「野菜や果物の栽培」を農業と定義して解説していきますね。
農業に向いてる人の特徴
本題です。農業に向いている人の特徴をご紹介していきます。
これまで脱サラ就農者を含む、多くの農家さんに会ってきましたが、農業に前向きに取り組んでいる方はここでお伝えする特徴に当てはまっているケースが多かったです。
就農を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
結論から述べると、農業に向いている人の特徴は下記の通り。
- 自然が好き
- 早寝早起きに抵抗がない
- 計画性がある
- 人付き合いが苦ではない
農業に向いてる人の特徴その1:自然が好き
職業柄、やはり自然が好きな人が多いです。
都会よりも田舎が好きで、虫や汚れることが苦ではない…こんな方は農業に向いているといえるでしょう。
農業に向いてる人の特徴その2:早寝早起きに抵抗がない
朝早くから作物を出荷する必要があるので、早起きは必須です。
朝4時、5時から活動することも珍しくありません。
早寝早起きに抵抗がない方は農業に向いているといえます。
農業に向いてる人の特徴その3:計画性がある
「農家」という職業の特徴として「成果主義」が挙げられます。
会社員のように、ただ決まった時間を働くだけではお金は生まれません。
あくまで「野菜や果物の出来次第」で収入が決まる、シビアな世界です。
農業で生活していくためには、農作物を着実に管理していく必要があります。
少しでも生産性を高めるには収穫から逆算して計画性高く働かなくてはなりません。
農業に向いている人の特徴その4:人付き合いが苦ではない
農家さんは人と関わることがほとんどなく、人間関係を一切気にせず過ごすことができる…
このようなイメージを抱く人も多いですが、じつは人付き合いが多めです。
祭事への参加、消防団といった地域活動はもちろん、生産者様同士やJAといった農業関係の人付き合いも必要です。
もちろん、会社員の営業職や受付の方ほどは人付き合いの機会はありませんし、作業中は黙々と作業できます。
しかし、より良い作物を作るための情報や、補助金や農業イベントなど、自分にとってメリットのある情報を得るには、人とのつながりが必須です。
これらのことから、人付き合いが苦ではない方が農家に向いているといえるでしょう。
農業に向いていない人の特徴
ここまで農業に向いている人の特徴を述べてきました。
ここからは反対に、「これに当てはまる人は就農しても辛い思いをしてしまう可能性が高い」項目をお伝えしていきます。
農業に向いていない人の特徴その1:地味な作業が苦痛
基本的に農業は地味な作業の繰り返しです。
草刈りをしたり、マルチを敷いたり、苗木を植えたり、土づくりをしたり…。
地味なのですが、地味な作業ほど大切です。
地味な作業をコツコツと行うことが苦手な方は、農業には向いていない可能性が高いです。
農業に向いていない人の特徴その2:車や機械関係が苦手
農業では必ずといっていいほど車の運転が必要です。
農家さんで車の運転が苦手という人には会ったことがありません。
また、農作業ではさまざまな農機具を使用します。
使い方を間違えてしまうと危険ですし、せっかく高いお金を払って購入したにも関わらず壊してしまう可能性も。
就農を考えている方は機械に強くなる必要がありますね。
農業に向いていない人の特徴その3:お金の管理が苦手
農業はとにかくお金がかかります。
先ほど述べた農業機械はもちろん、資材も決して安価ではありません。
これらの出費をしっかり管理していないと、気づいたら赤字…なんてこともあり得ます。
農家さんはお金の管理を自分が行う必要があるため経理がニガテな方は注意ですね。
また、これは現役の農家さんも知らないことが多いのですが、農業には多くの補助金があります。
農機具の購入や、ホームページ の作成にも補助金がおりることも。
場合によっては、購入金額の2/3がもらえたり、補助金が最大100万円出ることもあります。
こういった補助金情報にも敏感な方が、トクをする機会が多いでしょう。
「お金の管理」と表現しましたが、本質的にはマメでない人は農業で苦労することが多いかもしれません。
農業に向いている人まとめ
農業に向いている人
- 自然が好きで、虫や汚れることが苦でない
- 早寝早起きが苦ではない
- 計画性がある
- 人付き合いが苦ではない
農業に向いていない人
- 地味な作業が苦痛
- 車の運転や機械関係が苦手
- お金の管理が苦手(マメじゃない)
本記事の内容をまとめると、上記のような形です。
これらが全員に当てはまるとは限りませんが、多くの農家さんと関わる中で感じたことを元にまとめたので、信憑性は高いと思います。
就農を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。