農業法人の大手から農業経営を学んでみたいなあ。
売上が多い企業をランキングで教えてほしい!
こんな方に向けた記事です。
この記事はWebに強い6次産業化支援団体、ファームコネクトが書いています。
通販支援、ホームページ制作、加工品開発支援、デザイン制作など、農園の収益アップに関する様々なサービスを展開。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
→ファームコネクトの事例紹介
今回は、「農業法人への就職を考えている方」「農業業界について勉強したい方」に向けて、売上が多い農業法人ランキングをご紹介していきます!
農業法人の大手をご紹介!
さっそく売上の大きい大手農業法人を紹介していきます。
ちなみに、日本農業法人協会によると、農業法人の平均年商は約3.3億円とのこと。
こちらの数字は、平均年商7億円程度の畜産業も含まれているので、野菜・果物栽培に限ると、平均年商はもっと低い数値になるでしょう。
大手の農業法人ランキング①株式会社ナチュラルアート
年商100億円規模で、元銀行員だった方が2003年に設立した農業法人。
2010年には「脱サラ農業で年商110億円!」という書籍を出版されています。
複数の農家さんから出資を受けて創業したそうで、今では提携農家さんは1,000軒以上。
全国の農家さんが農畜産物を生産し、それを株式会社ナチュラルアートが流通させる仕組みなようです。
生産者様向けの農業資材販売、農業情報サイトの運営も行なっており、事業内容は幅広いですね。
大手の農業法人ランキング②株式会社村上農園
1966年創業、1978年法人化。
国内10箇所に植物工場を持ち、豆苗やスプライトを製造販売している会社。
豆苗を流行らせた第一人者として有名な大手農業法人です。
2019,20年度は年商100億円にタッチしていましたが、2022年は約90億円だったとのこと。
参考)村上農園HP
施設栽培をフル活用しており、農業法人というよりは、メーカーという印象が強いですね。
大手の農業法人ランキング③株式会社グリンリーフ & 株式会社野菜くらぶ
1962年創業、1994年法人化。年商約40億円とのことです。
参考)マイナビ農業
多品目の有機野菜を製造栽培している(株)グリンリーフと、新規就農支援をしている(株)野菜くらぶの2社からなります。
野菜くらぶで人材を集め、グリンリーフで作物を生産・販売…というビジネスモデルは完成度が高いですね。
グリンリーフでは、年々需要が増加している有機野菜を栽培している点も強み。また、野菜くらぶを経て独立する人材に出資もしているようで、事業の仕組みが非常に洗練されている印象を受けます。
大手の農業法人ランキング④株式会社舞台ファーム
1720年創業、2003年に法人化。代々農業を営んでいる老舗で、年商は約39億円。
参考)舞台ファームHP
34億もの投資を施した国内最大級のリーフレタス工場や、アイリスオーヤマと共同出資の精米工場を持ち、生産体制は国内随一。
自社で生産した野菜を、自社でカット野菜に加工してコンビニやスーパーに出荷しているという、6次産業化の鏡とも言える経営を続けています。
大手の農業法人ランキング⑤株式会社サラダボウル
元三菱UFJ銀行、プルデンシャル生命の方が2004年に創業した大手農業法人。
トマト・レタスを中心とした、大規模ハウスでの生産事業を展開しており、年商は17億円。
参考)マイナビ
ホームページの内容や、リクナビマイナビ両者に採用ページを出稿していることから、採用に注力していることが分かります。
積極的な拡大戦略をとっており、今後も更なる成長に期待大です。
大手の農業法人ランキング⑥株式会社こと京都
2002年に設立された、九条ねぎの生産をメイン事業としている大手農業法人で、年商は18億円。
参考)リクナビ
「カット九条ねぎ」を広めた第一人者で、6次産業化の成功例として取り上げられることが多いです。
九条ねぎという京野菜としてのブランドがあり、さらに年間を通して需要のある作物は売上を伸ばしやすい作物といえます。
ちなみに、京都にロックファーム京都という農業法人があり、元消防士の方が2018年に新規就農して
九条ねぎを栽培しているのですが、1年目から6,000万円以上売り上げたそうです。
やはりブランド力×安定需要は強力な味方となりますね。
大手の農業法人ランキング⑦有限会社トップリバー
2000年創業の大手農業法人で、長野県にてレタスやキャベツを中心に栽培しています。
年商は約13億円。(参考)リクナビ
農業法人の大手ランキングまとめ
以上、大手の農業法人ランキングでした。
いずれの農業法人も「教育体制」を整えているほか「採用」に注力をしている印象を受けました。
農業は特に人材が大切な事業で、教育体制が拡大の肝になりそうですね。
それぞれの企業のHPでは、その教育体制やビジネスモデルについての記載があるので、よければご覧くださいね。
それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました!