農家・農園にもロゴって必要なのかな?
ロゴを作ることによるメリットが知りたい。
また、作る際はどんなデザインにすればいいのかアドバイスが欲しいな。
こんな方に向けた記事です。
- 農園ロゴの必要性
- 農家さんのおしゃれなロゴの事例
- 農園のロゴ作成で注意するポイント
- ロゴの作成方法
この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。
ネット販売の代行、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
→ファームコネクトの事例紹介
私たちはロゴやダンボール、パッケージ、パンフレット等のデザインも承っておりますので、よければご覧ください。
→ファームコネクトの農業デザインサービス
→ファームコネクトが作成したロゴの事例
なぜ農家さんが農園のロゴを作る必要があるのか?
本題に入る前に、ロゴの意義について確認しておきます。
そもそも、どうしてロゴが必要なのでしょうか?これまであまり考えたことのなかった部分なはず。
結論から述べると「直販の売上を伸ばすため」です。
農園の直販売上を伸ばすため
ロゴを作成する目的は細かく述べると「ブランディングのため」「農園のイメージを伝えやすい」など色々あるのですが、これらは結局「お客様に覚えてもらう」という目的に集約されます。
お客様に覚えてもらい、その結果として売上を伸ばすことが最終目標です。
実際、アメリカでは以下のような調査結果があったとのこと。
チェスキンが行ったテストでは、円形のロゴが入った商品は三角形のロゴよりもよく売れ、紋章のロゴの入った商品は円形のロゴよりも良く売れたという。
ロゴデザ
それほど重要とは思えないロゴの選び方一つをとっても、売上げが増えたり減ったりする。
今までに気にしたことがなかったかもしれないが、看板やロゴ、名刺の書体は、売上げに大きな影響力を持っているのである。
だからこそ、事業モデルを作る段階では、慎重な検討が行われなければならない。
ロゴのデザイン次第で売上が変わるという研究結果です。
また、国内ロゴデザイン大手のビズアップによると、60%以上もの人が「ロゴのデザインがカッコ悪いと、その会社の商品に不安を感じる」と答えたそうです。
このように、ロゴが持つ意味は大きいものがあるのです。
実際、有名企業は名前を聞けばそのロゴも連想することが多いですよね。
Amazonやコカコーラ、スターバックス…などなど、すぐにロゴが思い出せるはずですし、コンビニも看板のロゴで見分けるケースが多いですよね。
企業名は知らないけど、ロゴは(色合いなどで)なんとなく分かる…ってこともあるはず。
このように、ロゴを活用することで、お客様に覚えてもらいやすくなり、結果として売上に貢献してくれるというメリットがあるのです。
ただし、農家さんによっては注意点が
先ほど述べたとおり、ロゴの最終目的は「売上を伸ばすこと」です。
しかし、ロゴは「お客様に覚えてもらったり、良い印象を与えること」以外の方法で売上に貢献することができません。
そして「お客様に覚えてもらったり、良い印象を与えること」が目的であるならば、例えばJA出荷だけの農家さんにとっては、ロゴは不要であるといえます。
お客様と直接つながっていないので、農園のイメージを伝える必要がないからです。
反対に、直販をしている農家さんは積極的にロゴを活用すべきといえるでしょう。
おしゃれな農園ロゴを使っている農家さんをご紹介
ファームコネクトが携わってきた農家さんには、おしゃれで印象的なロゴを使われている農家さんが多数いらっしゃいました。
ここでは、それらのロゴの中でも特に印象に残っているものをご紹介したいと思います。
芳蔵園さま
芳蔵園様は、明治から続く果樹農園です。高級感のあるロゴを採用していますね。
老舗であることをお客様に伝えたく、シックなデザインを希望したとのことでした。
かまくら農園さま
枝豆・トウモロコシをメインに販売している農家さんです。
息子さんと、飼っているネコがモチーフになっているとのこと。
親近感のあるロゴにしたいということでお子様をモデルにされたそうですよ。
可愛らしいですし、わかりやすいので印象に残りやすいです。
三須トマト農園さま
小さなお子様でも楽しめるような、イラスト感が全面に出ているデザイン。
ご家族の方とトマトを楽しんでいただけるようにという想いが伝わってきますね。
細部までこだわりのあるロゴです。
農家さんが農園ロゴをつくる際に気をつけるポイント
最後に、ロゴ作成の際に気をつけるポイントをみていきましょう。
結論から述べると、以下の3点に注意すべきです。
- ストーリーを考える
- 飽きがこないデザインにする
- 色を変えてもイメージが崩れないデザインにする
農園のストーリーを決める
ロゴにもストーリー(意味)が大切。
うちのロゴはこういう意味があるんだよ〜と、お客様に説明できると一つの営業トークになる他、農園のブランディングに直結してきます。
私たちファームコネクトにもこのようなロゴがありますが、Cを左右逆にデザインしています。
Fはfarmer(農家さん)を、Cはconsumer(消費者)を表しており「農家さんと全国の消費者が直接繋がれるように」という想いを込めて、FとCを向き合わせています。
ストーリーがあると共感していただきやすいのでオススメです。
飽きがこないロゴデザインにする
農園ロゴは一生使い続ける可能性があるので、飽きがこないデザインにする必要があります。
「あとでまた変えればいいか」と考える方も多いですが、ロゴは名刺・発送用ダンボール・シール・POPなどなど、用途がとにかく広いので、変更するとかなり面倒。
二度と変更しないつもりでデザインを考えておいた方が吉です。
色を変えられるロゴデザインにする
意外と見落としがちなポイント。
ロゴはいつでも決められた色のカラーで印刷できるとは限りません。
新聞に掲載される場合は白黒になりますし、上で述べたとおりダンボールのデザインに使うことも多いです。
ロゴの色と背景色が変わってもイメージが崩れないデザインにする必要があります。
農家さんの農園ロゴ作成方法
ロゴ作成の方法は、自分で作成するか・プロにお願いするかの2択です。
ほとんどの方はプロにお願いすると思いますが、デザイン力に自信がある方は自作してもいいかもしれませんね。
業者に依頼すると、思い描いていたイメージとは違うロゴができてしまったり、何度修正してもうまくいかなかったということをよく聞きます。(ファームコネクトのロゴ作成は修正回数の制限無しで承っております)
こちらのロゴですが、私たちがお世話になっている農家さんである「仁右衛門」さまがCanvaというアプリを使用してご自身でデザインされたそうです。
「自分で作るのは難しい」という方はプロに依頼するしかありません。
かの有名なNTTさんも、ロゴマークの作成だけに今までに1,000万円以上かけて外注しているとか。
ロゴは一生の顔になるので、お金を惜しまずに投資すべきかもしれません。
農家さんの農園ロゴ作成まとめ
以上、農家さんのロゴ作成についてでした。
ロゴの必要性・農家さんのロゴの実例・ロゴ作成のポイントの3点を述べてきましたが、いかがだったでしょうか?
これからロゴ作成を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。