6次産業化プランナーになって、生産者を支援していきたいな。
具体的にどうすれば6次産業化プランナーになれるんだろう。
登録方法や、もらえる報酬など、実情を教えてほしいな。
こんな方に向けた記事です。
- そもそも6次産業化プランナーとは?
- 6次産業化プランナーになるには
- 実際の活動事例
この記事は農園のWeb活用支援団体ファームコネクトが書いています。
ネット販売の代行、ホームページ制作、クラウドファンディング支援など、農業特化のWeb事業として様々なサービスを展開しています。
野菜で月次売上200万円、とうもろこしで日次売上100万円超えなど、多数の販売実績があり、行政とも提携している組織です。
→ファームコネクトの事例
ファームコネクトは役員が3人いるのですが、そのうちの1人が千葉県の6次産業化プランナーとして活動しています↓
※千葉県では、6次産業化だけでなく地域振興業務にも携わることから、6次産業化プランナーではなく「地域プランナー」と呼ばれます。
本記事では、現役の6次産業化プランナーが資格登録の流れや、実際の事例をご紹介していきます。
そもそも6次産業化プランナーとは?
1次生産者が、生産物の加工や販売まで行なうことを「6次産業化」といいます。
6次産業化プランナーとは、この6次産業化のコンサルタントのような存在です。
各都道府県に設置されている「農山漁村発イノベーションサポートセンター」という機関に専門家として在籍し、相談内容に応じて的確なアドバイスをおこないます。
販路開拓や商品開発についてはもちろん、許認可申請書類の作成や商談会の進め方、
商品に必要な検査や表示項目についてなど、寄せられる相談内容は多岐に渡ります。
6次産業化プランナーになるには?
では、具体的に6次産業化プランナー登録までの流れはどのようになっているのでしょうか。
ステップバイステップで解説していきます。
各都道府県の農山漁村発イノベーションサポートセンターのHPに募集要項が記載されています。
そのページを参考に、申請者の経歴や1次生産者のサポート実績などを記載し、提出します。
書類審査に合格後は、面接です。
提出した書類をもとに質疑応答が行われます。
千葉県の場合、千葉県庁や園芸協会の方々で8名ほどの面接官がいらっしゃいました。
6次産業化プランナー資格の取得となります。
ちなみに、報酬については、派遣されると時給1万円ほどを受け取れます。(千葉県の場合)
3時間が上限なので、1度の派遣につき2~3万円を受け取れる形です。
6次産業化プランナーの活動事例
6次産業化プランナーの活動事例としては、「富良野るるる牡丹そば」が挙げられるでしょう。
北海道富良野市の有限会社井上産業による「富良野るるる牡丹そば」は、
6次産業化プランナーの支援を受けてブランド化に成功しました。
富良野地域で採れるそばの付加価値を高めて「そばブランド」を構築し、地域活性化を目指した事例です。
取り組み当初から6次産業化プランナーに相談し、プランナー自身の人脈を活用してデザイナーやコピーライターなどプロジェクトチームを作りました。
また、同じ地域で6次産業化に取り組む生産者と「富良野ファーマーズネットワーク」を構築し、情報交換や各地の商談会に共同参加することで効果的に販路を拡大しました。
ちなみに6次産業化の商品については「6次産業化の商品には何がある?一覧形式でご紹介」で述べています。
6次産業化プランナーまとめ
以上、6次産業化プランナーについてでした。
6次産業化を進めるにあたり大変な思いをしている生産者は少なくありません。
興味のある方はぜひ6次産業化プランナーに登録し、
地域の農業を盛り上げる手助けをしてみてはいかがでしょうか。
地域貢献ができて非常にやりがいのある仕事ですよ!
それでは、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。