
農家の一日の流れが知りたい。
具体的にどんな仕事をしているのか、スケジュールの全体像を知ることができたらいいな。
こんな方に向けた記事です。
この記事は、直販支援を中心とする農業経営支援企業のファームコネクトが執筆しています。私たちはネット販売支援、ホームページ制作、農業機械やドローンの販売、相続対策などのサービスを提供し、農業経営にまつわる様々な領域を支援しております。
今回は、とある野菜農家さんの1日に密着取材してきましたので、農家さんが実際にどんな1日を過ごしているのか、どんな仕事の流れなのかをご紹介していきます。
単純に農業に興味がある方や、これから新規就農に興味がある方は是非ご覧いただけますと幸いです。
動画でも紹介しています
【結論】農家の一日の流れ
| 06:00 | 出荷準備 |
|---|---|
| 06:30 | JA直売所1軒と、近所の養鶏農家が営む直売所1軒に納品 |
| 08:30 | ファームコネクトのYouTube動画撮影 ※撮影した動画はこちら |
| 09:30 | 翌日配送分の野菜を収穫 |
| 11:30 | スーパー2軒に納品 |
| 13:00 | 昼食 |
| 14:30 | 午前に収穫した野菜の出荷準備(洗浄・袋詰め・箱詰め) |
| 16:00 | 本日の農作業 終了 |
| 16:00~17:00 | 事務作業(売上確認・翌日の準備) |
2026年2月に一日密着したのですが、スケジュールは上記の通りでした。
この時期は冬野菜の収穫期で、主に収穫作業と出荷作業に追われており年間でも忙しい部類に入ります。
農家の1日を支える「3つの主要業務」
農家の仕事は、ただ作るだけではありません。1日のスケジュールは大きく分けて以下の3つのサイクルで回っています。
① 出荷・配達
今回の密着で特徴的だったのは、1日に複数回、配達に行っている点です。
- 1回目(早朝): 農協の直売所へ
- 2回目(昼前): スーパーの地産地消コーナーへ
特に昼前のスーパー納品は、「お客さんの前でお野菜を置く様子を見てもらい、直接コミュニケーションを取るため」という意図があります。顔を覚えてもらうことが、指名買いに繋がる重要な営業活動になっているのです。
② 収穫
収穫作業では、冬の寒さから野菜を守る工夫が凝らされています。
- 白菜の結束: 外葉を紐で縛り、中の「身」を霜や虫から守る。
- ネギの皮むき・洗浄: 消費者が手に取りやすいよう、泥を落として艶を出す。
こうした「一手間」が、直売所での売れ行きや商品の品質(血球の良さなど)を左右します。
③ 翌日のための「袋詰め」
午後のメイン作業は、翌朝出荷するための「袋詰め(調製)」です。 「農家は日中だけ働いている」と思われがちですが、実はこの「出荷準備」に多くの時間を割くのが、多品目栽培農家のリアルです。
都市近郊農業ならではの「1日の過ごし方」
- 多頻度納品: 鮮度の高い野菜を、売れ行きに合わせてこまめに補充できる。
- 多様な販路: 直売所、スーパー、飲食店と、リスク分散と売上最大化を両立。
密着先の石井さんは、船橋市という「消費地に近い」場所で農業を行っています。そのため、1日のスケジュールにも上記のような特徴があります。
農家の一日のスケジュールまとめ
以上、農家さんの一日でした。実際に密着させていただき分かりましたが、収穫期はなかなかハードなスケジュールで動いている形です。
個人的に印象的だったのが、「野菜を育てる時間」と同じくらい、「綺麗に整えて、最適なタイミングで届ける時間」を大切にしている姿でした。
特に近郊農業では、収益を求めるのであれば栽培と同じぐらい販売も重要となります。
その両輪を回していく点が難しさでもあり、面白さでもあるように思いました。
なお、以下の記事では農家さんの年間スケジュールと休み事情もお伝えしていますので、よければご覧ください。


