
農業に興味があるんだけど、実情が気になる。
農家って一年中忙しいの?
休みはいつ取れるんだろう?
こんな方に向けた記事です。
この記事は、直販支援を中心とする農業経営支援企業のファームコネクトが執筆しています。私たちはネット販売支援、ホームページ制作、農業機械やドローンの販売、相続対策などのサービスを提供し、農業経営にまつわる様々な領域を支援しております。
今回は、とある野菜農家さんに、「年間の仕事の流れ」と「休みの実態」を取材してきましたので、その内容をお伝えします。
新規就農を考えている方はぜひご参考いただけますと幸いです。
動画でも紹介しています
【結論】農家の年間スケジュール
| 11月~1月 | 冬野菜(白菜、キャベツ、大根など)の収穫・出荷 夏ネギの準備 |
|---|---|
| 2月~3月 | 冬野菜の収穫・出荷 春野菜(大根、蕪など)の種まき |
| 4月 | 春野菜の収穫・出荷 |
| 5月 | 夏野菜(ナス・キュウリ・トマトなど)の準備 秋冬ネギの準備(追肥や土寄せ) サツマイモの準備 |
| 6月~8月 | 夏野菜とネギの収穫・出荷 |
| 9月 | 端境期(閑散期) サツマイモや冬野菜の栽培 |
| 10月 | サツマイモの収穫・出荷 冬野菜の準備 |
年間スケジュールを表にすると、上記の通りです。
多品目栽培を行う野菜農家さんの1年は、常に「今収穫するもの」と「次のシーズンに向けた準備」が同時進行しています。
農家の仕事に「完全にやることがない時期」はほぼありません。例えば、1月・2月の寒い時期に冬野菜を収穫しながら、同時に春に収穫する大根の種をまくなど、常に次の季節を見据えた動きが求められます。
多品目栽培を成功させる年間スケジュール管理の裏には、「連作障害」を防ぐための緻密な計画があり、直売所での売れ行きや、市場の動向など様々な要素を勘案してスケジュールを策定しています。
農家の休み事情:週に何日休めるの?
「農家は365日休みがない」というイメージを持たれがちですが、実際はどうなのでしょうか。時期ごとにお伝えしていきます。
繁忙期(収穫・出荷メインの時期)
休日:週1回程度
直売所やスーパーへの出荷があるため、完全に手を止めるのは難しい時期です。「出荷は休むけれど、畑の管理(種まきやトラクター)はする」という日もあり、丸一日の休みは貴重です。
栽培管理の時期(種まき・育苗期)
休日:天候に左右される
露地栽培の場合、雨の日は作業ができないため「雨が休みをくれる」状態になります。逆に晴れの日は、遅れている作業を取り戻すために連勤になることも珍しくありません。
閑散期(9月ごろの端境期)
休日:週休2日
収穫物がない時期は比較的時間が作りやすく、プライベートの予定も立てやすくなります。ただし、近年の猛暑の影響で「水やり」などの管理作業が欠かせず、完全に自由というわけにはいかないのが現状です。
農家の年間スケジュールと休み事情まとめ
農家さんは自分で自由にスケジュールを決めることができると思われがちですが、実際のところはやはり「農作物の生育状況がすべて」で、特に年間を通して何かしらを栽培している野菜農家さんの場合、丸一日の休みを取ることはなかなか難しいです。
なお、私たちは果樹(梨)農家さんの年間スケジュールを聞いたこともありますが、梨も剪定や交配など年間を通してやることがあり、果樹農家さんも同様になかなか丸一日の休みを取ることは難しいかと存じます。
とはいえやはり精魂込めて自身で農作物を育てることができる喜びであったり、休みはほとんど無くとも、その日の働き方を自分で決められる裁量の大きさなど、農業ならではの魅力も多数あります。
ぜひ実情をしっかり理解した上で、就農を考えていただければと思います。以下の記事では、農家さんの一日の流れをお伝えしておりますので、よければご覧ください。


