概要
会社名 | 濱田農場 |
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所在地 | 千葉県船橋市 |
栽培作物 | 無花果(いちじく)・蕪 |
提供サービス | ネット販売支援・ホームページ制作・デザイン制作・実店舗Web集客支援 |
URL | https://hamada-noujo.com/ |
ご相談背景
- 【ネット販売支援・ホームページ制作・実店舗Web集客支援】
農園のブランディング及びPRに課題。特に無花果の販売促進施策に悩み。
実施内容
- 【ネット販売支援・ホームページ制作・実店舗Web集客支援】
SEO対策を施したホームページを制作。 - 【デザイン制作】
チラシ、リーフレット、POP、公式LINEリッチメニューを制作。
ポイントと成果
- 【ネット販売支援・ホームページ制作・実店舗Web集客支援】
「いちじく 農家直送」「いちじく 通販」「いちじく農園」など売上に直結するキーワードでの上位表示に成功。商談機会の増加。銀行との融資取引の際の信頼性向上。自社直売所来客数が約30%増加。 - 【デザイン制作】
ホームページとの統一感を意識したデザイン。ブランディングおよびリピート率向上に貢献。
成果物(ホームページ)

成果物(デザイン)





インタビュー
HP制作および通販開始前の販路
-ファームコネクトと関わる前は、どの販路で作物を販売していましたか?
濵田:基本的には市場出荷です。蕪でしたら毎日収穫・箱詰めを行い、市場に持っていき値段が付くという形でした。
当時の販路での悩みと、新たな販路を考えた理由
-元々の販路ではどのような悩み・課題がありましたでしょうか?
濵田:市場を通して出荷すると、出荷組合の名前が入った蕪となってしまい、自分たちのこだわりや取り組みが食べてもらう人たちの元に届かないことに疑問を抱いていました。一生懸命作っているからこそ、それを食べている人にも知ってもらい、「いいな」と思ってもらえる方が、生産者にとっても消費者にとってもプラスだと思っていたので、PRのひとつとして、蕪のほかに無花果の栽培を始め、直売するようにしました。農家から直接買うというポイントに加えて、どんな農家なのかを知ってもらえる要素があると、食べるときにより楽しんでいただけるかなと思っていました。
-濵田農場をブランディングする上で注力されている、ホームページや直売について、現在どのような状況でしょうか?
濵田:ファームコネクトさんにホームページを作っていただいて、蕪の出荷形態を市場出荷から契約出荷に移行し、取引先さんと商談する機会が増えました。その際の名刺代わりとしてもホームページを活用しており、より信頼感・安心感を持って向き合っていただける印象に変わりました。
ファームコネクトへの依頼を決めた理由
-なぜファームコネクトへ依頼しようと思っていただけましたか?
濵田:周りの農家さんの口コミで、ファームコネクトさんの名前は耳にしていました。あるとき知り合いの農家さんより、ファームコネクトさん制作のホームページを見せていただく機会があり、とても素敵だったのがきっかけで、問い合わせをさせていただきました。
ホームページ制作における不安点
-ホームページを作る上で不安なことなどはございましたか?
濵田:一番は代金です。農家の感覚では、ホームページが直接売上に関わるという実感がなかったので、不安に感じました。また、自分たちに知識がなかったため、どのような流れで進めるのか、なにをどれくらい用意する必要があるのかなどがわからなかったことも不安要素でした。しかし、そういった不安点を含めたカウンセリングを丁寧にしていただき、また、補助金制度の活用も併せてサポートしていただきながら、「お互いにとってメリットのある形で進めましょう」と言ってくださったので、安心してお任せできました。
農業経営の変化
-弊社と契約後、農業経営に関して数値的な意味で変化はありましたか?
濵田:ホームページ制作前と制作後では、直売所にいらっしゃるお客さんの数が3割ほど増えました。ホームページやInstagram、Googleマイビジネスを見たという方が多いです。農場のある千葉県鎌ケ谷市では、無花果という品目はメジャーではないのですが、コアなファンの方が「無花果 千葉」などと検索した際に、私たちのホームページを見てくれているのではないかと実感しています。
-弊社と契約後、数値以外の部分でメリットはございましたか?
濵田:初めてお会いする方への自己紹介として活用したり、取材時の窓口として、SNSのみよりも対外的な信頼感を担保できているように感じています。農業は機械にお金がかかるので銀行さんに相談する機会など、ホームページで事前に情報をお伝えできていることが効果的であったりもします。
ファームコネクトのサービスについて
-ファームコネクトのサービスで良かったところを教えていただけますでしょうか?
濵田:距離が近く、気軽に畑に来てくださったところです。私自身、「自分でなにか準備をして進めてください」というのはあまり得意ではないので、何度も会話を重ねて、そこから私の要望や情報を拾い上げていただきながら、ホームページや制作物を作り上げられたのが、魅力的で頼んでよかったと思うところです。
-現在さまざまなお仕事をご依頼いただいていますが、満足度はいかがでしょうか?
濵田:10点満点中、今のところ6点です。まず、制作物に関しては非常に満足していて、自分たちの意見を聞き取っていただいた上で、感心させられるようなものを作っていただいています。ただ、作って終わりではなく、蕪と無花果に興味を持ってくださった方々が、ファンになってくれるかどうかまでが勝負です。ホームページをPRとして活用させてもらって、商品だけでなく私たちの魅力をお伝えすることが作っていただいた理由なので、残りの4点で「人気で栽培が追いつかなくて困ります」という状態までいけたらいいなと思っています。
弊社サービスをおすすめしたい農家
-どんな農家さんにホームページ制作やデザイン制作をおすすめしたいでしょうか?
濵田:野菜は生き物なので、日々の作業をないがしろにしてしまうと食べてもらう人に喜んでもらうことはできない中で、PR活動まで手が回らない人が多いと思います。特に私たちのように、「自分たちが作っているから買いたい」と思ってくれる方を増やしていきたいと考えている方や、お客さまに近い直売をメインでされている方は、ホームページや販促物があった方が強いつながりが出来ると思うので、効果が実感しやすいと思います。
アフタートーク:ホームページ制作における工夫
前提
濵田さんは蕪を契約出荷で、無花果を直売で主に販売されている農家さんです。取引先や消費者に対してこだわりや安心感を伝えてブランディングを行う目的で、ホームページ制作をご依頼いただきました。
インタビューの中で、「直売所の来客数が3割増えた」「取引先や消費者に安心感を与える意味でも効果を実感している」というありがたいお言葉を頂戴しましたが、そのような成果を出すために施した工夫についてご説明いたします。
工夫の概要
- 濵田農場の独自性の強調
- 女性ターゲットのデザイン
- 採用活動をアピール
- 理念の訴求
- 不安を取り除くデザイン
工夫①濵田農場の独自性の強調
濵田農場さんは150年以上続く農家さんで、その歴史や伝統を重んじながらも、無花果を新たに栽培開始したり、直売を開始したり、SDGs活動をしたり、野菜ソムリエサミットに出品したりと、新たな価値を創造しようとしています。
このような挑戦的な姿勢は、消費者にとって好意的で魅力的に映る部分ですので、独自性としてホームページ上で強調しつつ、他の農園との差別化に繋がるよう意識しました。
工夫②女性ターゲットのデザイン
ホームページは女性をターゲットに作成しています。視覚的に、商品に対する憧れや「ここの作物を食べてみたい」という気持ちが醸成されるような、洗練されたデザインにしました。
全体的に動きをつけたり、綺麗な画像を使ったりすることで、上質なイメージを与えるホームページになっています。
工夫③採用活動のアピール
濵田農場さんは採用にも力を入れていらっしゃいます。ホームページでは濵田農場さんで働く魅力や具体的な雇用条件など、応募を検討されている方が気になる情報を記載することによって、応募者の背中を押すような内容となっています。
工夫④理念の訴求
濵田農場さんのモットーは、「野菜を作るプロだから安心・安全なのは当たり前で、その上で美味しいものをたくさんの人に届けていく」というものです。このような想い・理念は、私たち一般消費者から見て大変魅力的なものでありキラーフレーズですので、ホームページ上で明確に記載して、閲覧した方にしっかりと伝わるデザインにしました。
工夫⑤不安を取り除くデザイン
たくさんの写真を活用することによって、濵田農場さんの雰囲気や濵田さんのお人柄が感じ取れるような内容にしています。人は本能的に、よくわからないもの、得体のしれないものに対して不安を感じやすい生き物です。そのため、写真を多用することで、そういった不安をクリアにするようなホームページを制作しました。
まとめ
以上5点が、ホームページ制作の際に工夫したところです。さらに、「無花果農家 千葉」で検索上位表示されるようにして、来客を担保し費用対効果が得られるような施策も取り入れています。
濵田さんもおっしゃっていた通り、ホームページが直接売上に繋がる想像ができないという方も多いと思います。ホームページの質にもよりますが、売上はもちろん、取引先や消費者の方に安心感を与えたり、銀行からの融資を受けやすくしたりと、売上以外のメリットも多数あります。ホームページ制作がまだの方は、ぜひ検討していただければと思います。